天空の瞳
美しいけど男より書物が好きな少女ルシア。領主の娘ヘレナの身代わりに、敵国の領主ローアルに嫁がされることにされてしまったルシアでしたが、旅の途中で敵国の領主ローアルに恨みを抱く盗賊の青年オレグにさらわれてしまいます。やがてローアルに救出されたルシアですが、彼女の中にはいつしかオレグへの恋心が芽生えており、オレグもまたルシアのことが忘れられなくなっていたのでした。こんな二人の前途多難な恋の物語です。
天空の瞳 ウォルドの婚礼と時の封印- [出版] コバルト文庫（集英社）
- [ISBN] 978-4-08-601028-3
天空の瞳 エルスタッドの祝祭と裏切りの密約- [出版] コバルト文庫（集英社）
- [ISBN] 978-4-08-601069-6
天空の瞳 ランスレーゲの陰謀と荊の恋- [出版] コバルト文庫（集英社）
- [ISBN] 978-4-08-601104-4
天空の瞳 コドランの恋歌- [出版] コバルト文庫（集英社）
- [ISBN] 978-4-08-601159-4
ブローデル国物語
「有閑探偵コラリーとフェリックスの冒険」の百年前、ブローデル国の内乱時代、あるいは初代リアンクール摂政公の時代の物語です。続編（姉妹編？）として「サンク・ヴェリテの恋人たち」があります。
翠緑の森の騎士 ブローデル国物語- [出版] コバルト文庫（集英社）
- [ISBN] 978-4-08-614133-8
- ブローデル国の軍務大臣を務めた後に引退し、田舎の領地で暮らしているというリアンクール公爵との婚約を勝手に決められてしまった、成金貴族の長女シャルロット（シャロン）。彼女は、この意に添わない婚約から逃れるために、家出を敢行するも、何者かに誘拐され、さらに理由も分からないのに命まで狙われることに。そんな彼女の危機を救ったのが、リアンクール公爵に仕えているという若き騎士ラウール。そして、追っ手を逃れるために森の中をさまよううち、シャロンとラウールは……。
氷の肖像 ブローデル国物語- [出版] コバルト文庫（集英社）
- [ISBN] 978-4-08-614203-8
- 王弟アルフォンスの謀反が失敗したことにより、エルシリアへと亡命したデュヴァリエ候マルセルと、一途な思いで彼に仕えてきた侍女ニノンの物語です。
夜の果てへの旅 ブローデル国物語- [出版] コバルト文庫（集英社）
- [ISBN] 978-4-08-600462-6
- シャロンとラウールがまだ出会う前、貴族に叙せられたばかりのノガレ家の長男テオが主人公。貴族の身分を厭い、大商人になることを望む少年テオと、訳あって一生を修道院で過ごすことを強いられている少女フェリシアの物語です。と同時に、まだ隠居していなかったリアンクール公が、ある決断を下すまでの物語でもあります。
サンク・ヴェリテの恋人たち
「ブローデル国物語」の続編（姉妹編？）に当たるシリーズです。
サンク・ヴェリテの恋人たち 精霊の歌う夜- [出版] コバルト文庫（集英社）
- [ISBN] 978-4-08-600168-7
- 14歳で大臣を務めた天才でありながら21歳で引退し、田舎の領地で暮らしているカタブツ公爵・ラウールと、彼の婚約者である、成金貴族のじゃじゃ馬娘・シャロンの恋物語。ある事件をきっかけに知り合い、婚約した二人でしたが、シャロンは不満を募らせつつありました。その原因は、シャロンをラウールの婚約者として認めようとしないラウールの臣下たちと、ラウールの性格。それでもシャロンは、精霊祭でラウールと一緒に踊ることを楽しみに待っていたのでした。ところがラウールが、「国家の重大事」のために精霊祭を留守にすると言い出したため、シャロンの癇癪が爆発。こんな二人の行く末は……？
サンク・ヴェリテの恋人たち 翼のない天馬- [出版] コバルト文庫（集英社）
- [ISBN] 978-4-08-600311-7
- 精霊祭の時に起きた事件での活躍（？）を通して、ラウールの婚約者としてリアンクールの人々に認められつつあるシャロン。しかし今度は、デュヴァリエ侯爵夫人でもあるラウールの叔母イレーネが、ラウールとシャロンの結婚に難癖をつけにやって来ます。イレーネは、かつて王国を騒がせた謀反事件に絡んで、息子のセドリックが貴族社会から締め出された件で、ラウールを恨んでいたのです。ところが、リアンクールに到着したイレーネは取り乱して「一緒に馬車に乗ってきたセドリックが途中でいなくなった」と告げたのでした。一方、イレーネの件を知らされてその対策を考えていたシャロンは、森でならず者に襲われている若者を発見します。しかし、助けに呼んだ騎士の到着を待ちきれず、棍棒を持って助けに入ったシャロンは、うっかりその若者を殴り倒してしまったのでした。その若者の名はセドリック……。 サンク・ヴェリテ第２弾。コンスタンスお義母様が素敵です(笑)。
サンク・ヴェリテの恋人たち 眠れる天使の園- [出版] コバルト文庫（集英社）
- [ISBN] 978-4-08-600366-7
- 結婚式のために、ローランスへと戻ってきたシャロンとラウール。このできごとは、ブローデルの宮廷に「隠居していたリアンクール公の復帰」の噂を生み、シャロンとラウールは瞬く間に社交界の中心人物となります。しかし、数多くいる（らしい）ラウールの「敵」がそれを黙って見ているはずもなく、シャロンもまた危険にさらされることに……。 いよいよ結婚式のサンク・ヴェリテ第３弾。リアンクール公と結婚することの意味を悟り、そして行動に移すシャロンの姿にラウールがたじろいでます。そして、やっぱり素敵なコンスタンスお義母様(笑)。
有閑探偵コラリーとフェリックスの冒険
お人好しかつ好奇心旺盛で、何か事件が起これば首を突っ込まずにいられない絶叫娘コラリーと、彼女の幼なじみで婚約者、黙っていれば容姿端麗な王子様風だけども、思ったことは平然と口にするためトラブルを量産しつづけている近衛軍士官フェリックスの二人が主人公のシリーズです。コラリーが首を突っ込んだり、フェリックスが巻き込まれたりして関わることになった事件を、フェリックスが解決したり、コラリーが引っ掻き回したりします（ちょっと違うかも）。基本的にはコミカルな雰囲気の話ですが、人が死ぬ展開も結構あります。
さらに、三人目の主人公といえるのが、変装名人の大泥棒シュシナックで、コラリーのことを気に入っているらしく、何かと彼女の前に姿を現します。これをフェリックスが気に入るはずもないわけで、シュシナックとフェリックスの衝突も、このシリーズの見所の一つです（なお、彼らの三角関係は、最終巻にて意外な形で決着します(笑)）。
有閑探偵コラリーとフェリックスの冒険 薔薇の埋葬- [出版] コバルト文庫（集英社）
- [ISBN] 978-4-08-614380-6
有閑探偵コラリーとフェリックスの冒険 お城には罠がある！- [出版] コバルト文庫（集英社）
- [ISBN] 978-4-08-614462-9
有閑探偵コラリーとフェリックスの冒険 カブラルの呪われた秘宝- [出版] コバルト文庫（集英社）
- [ISBN] 978-4-08-614511-4
有閑探偵コラリーとフェリックスの冒険 王国、売ります！- [出版] コバルト文庫（集英社）
- [ISBN] 978-4-08-614553-4
有閑探偵コラリーとフェリックスの冒険 翡翠の眼- [出版] コバルト文庫（集英社）
- [ISBN] 978-4-08-614600-5
有閑探偵コラリーとフェリックスの冒険 奈落の女神- [出版] コバルト文庫（集英社）
- [ISBN] 978-4-08-614645-6
有閑探偵コラリーとフェリックスの冒険 ふたりで泥棒を- [出版] コバルト文庫（集英社）
- [ISBN] 978-4-08-614697-5
有閑探偵コラリーとフェリックスの冒険 革命はお茶会のあとで- [出版] コバルト文庫（集英社）
- [ISBN] 978-4-08-614735-4
有閑探偵コラリーとフェリックスの冒険 ローランスは猫日和- [出版] コバルト文庫（集英社）
- [ISBN] 978-4-08-614787-3
有閑探偵コラリーとフェリックスの冒険 楡屋敷の怪人- [出版] コバルト文庫（集英社）
- [ISBN] 978-4-08-614794-1
有閑探偵コラリーとフェリックスの冒険 黒い塔の花嫁- [出版] コバルト文庫（集英社）
- [ISBN] 978-4-08-614840-5
有閑探偵コラリーとフェリックスの冒険 影の姉妹- [出版] コバルト文庫（集英社）
- [ISBN] 978-4-08-614896-2
有閑探偵コラリーとフェリックスの冒険 踊る王宮の午後- [出版] コバルト文庫（集英社）
- [ISBN] 978-4-08-600040-6
有閑探偵コラリーとフェリックスの冒険 緋色の檻 前編- [出版] コバルト文庫（集英社）
- [ISBN] 978-4-08-600095-6
有閑探偵コラリーとフェリックスの冒険 緋色の檻 後編- [出版] コバルト文庫（集英社）
- [ISBN] 978-4-08-600119-9
有閑探偵コラリーとフェリックスの冒険 盗まれた蜜月 前編- [出版] コバルト文庫（集英社）
- [ISBN] 978-4-08-600219-6
有閑探偵コラリーとフェリックスの冒険 盗まれた蜜月 後編- [出版] コバルト文庫（集英社）
- [ISBN] 978-4-08-600264-6
有閑探偵コラリーとフェリックスの冒険 日曜日には探偵を- [出版] コバルト文庫（集英社）
- [ISBN] 978-4-08-600403-9
- 本編完結後に出た番外編。コラリーがボナバン探偵事務所を乗っ取って探偵ごっこ（コラリーは本気ですが）をやる短編集です。後始末はもちろんフェリックスの役目。
コラリーとフェリックスのハネムーン・ミステリー
コラリーとフェリックスのハネムーン・ミステリー 海の上の暗殺者- [出版] コバルト文庫（集英社）
- [ISBN] 978-4-08-600501-2
コラリーとフェリックスのハネムーン・ミステリー 迷宮の記憶- [出版] コバルト文庫（集英社）
- [ISBN] 978-4-08-600560-9
コラリーとフェリックスのハネムーン・ミステリー 密林の至宝- [出版] コバルト文庫（集英社）
- [ISBN] 978-4-08-600618-7
コラリーとフェリックスのハネムーン・ミステリー 霧の中の恋人- [出版] コバルト文庫（集英社）
- [ISBN] 978-4-08-600669-9
コラリーとフェリックスのハネムーン・ミステリー 眠り姫をさがして- [出版] コバルト文庫（集英社）
- [ISBN] 978-4-08-600734-4
コラリーとフェリックスのハネムーン・ミステリー 狼たちの帝国- [出版] コバルト文庫（集英社）
- [ISBN] 978-4-08-600775-7
コラリーとフェリックスのハネムーン・ミステリー 結婚式は大騒ぎ！- [出版] コバルト文庫（集英社）
- [ISBN] 978-4-08-600843-3
ブランデージの魔法の城
ブランデージの魔法の城 魔王子さまの嫁取りの話- [出版] コバルト文庫（集英社）
- [ISBN] 978-4-08-601299-7
- かつてブランデージの王子たった魔術師ドナティアン・シャルルは、自らの知識と秘術を継がせる子供を作ろうと思い立ちます。そして、王子に選ばれてしまったのは、麦わら色の髪を持つ旅籠屋の田舎娘アドリエンヌだったのでした。こうして始まった、いきなりシャルルの城にさらわれてきたアドリエンヌと傲慢な魔王子ドナティアン・シャルルの恋物語です。 アドリエンヌとドナティアン・シャルルの子供達の話も読んでみたいところです。
ブランデージの魔法の城 魔王子さまと鏡の部屋の秘密- [出版] コバルト文庫（集英社）
- [ISBN] 978-4-08-601359-8
- 元・王子さまの魔術師ドナティアン・シャルルと村娘アドリエンヌのシリーズ第２巻。前巻で両想いになったはずの二人ですが、なにやらケンカばかりしています。それでも根底では互いに相手のことを信じているのですが……。こんな、恋人という関係からなかなか先に進まない二人の話です。 過去話を交えて、ドナティアン・シャルルの優しいところが垣間見えた一冊でした。少年時代のドナティアン・シャルルとちびアドリエンヌ（とイチゴ）が可愛いです（イラストつき）。
ブランデージの魔法の城 魔王子さまの最強の敵- [出版] コバルト文庫（集英社）
- [ISBN] 978-4-08-601416-8
- 元・王子さまの魔術師ドナティアン・シャルルと村娘アドリエンヌのシリーズ第３巻。ドナティアン・シャルルとアドリエンヌの結婚のためには、国王の許可が必要と言うことで、彼ら二人が宮廷に向かうという話が持ち上がります。一方で、ドナティアン・シャルルが過去に封印したはずの悪しき魔術師の亡霊がなぜか復活、復讐のために動き出したのでした。
ブランデージの魔法の城 魔王子さまの帰還- [出版] コバルト文庫（集英社）
- [ISBN] 978-4-08-601468-7
- 元・王子さまの魔術師ドナティアン・シャルルと村娘アドリエンヌのシリーズ第４巻。アドリエンヌが国王に謁見するため、宮廷に買えることになったドナティアン・シャルル。しかし、そこでも倒し損ねた悪しき魔術師の亡霊が影を落とし、ドナティアン・シャルルはまたもや危機に陥ったのでした。 ドナティアン・シャルルの今は亡き母親イザベルがある意味大活躍。国王との過去話も出てきました。
ブランデージの魔法の城 魔王子さまと冥界の罠- [出版] コバルト文庫（集英社）
- [ISBN] 978-4-08-601514-1
- 元・王子さまの魔術師ドナティアン・シャルルと村娘アドリエンヌのシリーズ第５巻。アドリエンヌの身分を整えるため、彼女を名門貴族の養女にするという話をドナティアン・シャルルが勝手に進めていたことに、アドリエンヌが反発し、二人は対立状態に。そんな中、悪しき魔術師メナンドロスと王妃の仕掛けた数々の罠により、宮廷は危険な状態に……。 クライマックス間近ですが、危機的状況で以下次巻。このシリーズは次で完結とのことです。
ブランデージの魔法の城 魔王子さまと時の扉- [出版] コバルト文庫（集英社）
- [ISBN] 978-4-08-601549-3
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元・王子さまの魔術師ドナティアン・シャルルと村娘アドリエンヌのシリーズ第６巻。ドナティアン・シャルルが「時の石」を使って知ったもの。それは、魔術師メナンドロスにまつわるある真実でした。そして、過去から帰還したドナティアン・シャルルは、メナンドロスの陰謀を阻止するため、一計を案じることに……。
「嫁取り」から始まったこの話は、「結婚式」と「新婚生活」で終わりました。大団円にてシリーズ完結です。
（子供たちの話を読んでみたいと思ってもみたり……）
