霜島ケイ (更新終了)

封殺鬼シリーズ

平安時代から現代まで生き続けてきた二人の鬼、雷電と酒呑童子(現代での人間としての名前は志島弓生と戸倉聖)。そして彼らを擁し、陰陽道の暗部を現代にまで伝えてきた神島、秋川、御影の「裏」本家の術者(その中心は若き次期当主たち)の活躍を描いたシリーズです。全28巻完結。

鬼族狩り 封殺鬼シリーズ1
[著者] 霜島ケイ [イラスト] 西炯子
[出版] キャンバス文庫(小学館
[ISBN] 978-4-09-430111-3
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千年以上生き続けてきた二人の「鬼」……弓生と聖、そして現代に生きる陰陽師たちの物語。冒頭の登場人物紹介を見ると、いちおう主人公は、鬼の血を継ぐ三沢成樹という高校生ですが、鬼(弓生と聖)の方が存在感があります。成樹は1巻の主人公、弓生と聖はシリーズを通しての主人公といったところでしょうか。
妖面伝説 封殺鬼シリーズ2
[著者] 霜島ケイ [イラスト] 西炯子
[出版] キャンバス文庫(小学館
[ISBN] 978-4-09-430112-0
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シリーズ第2巻。1巻より時間的には前の話で、雰囲気的には番外編に近いです。1巻と2巻で、シリーズ全体の導入部になってます。シリーズ通しての重要人物、秋川家の次期当主・佐穂子が初登場。
朱の封印 封殺鬼シリーズ3
[著者] 霜島ケイ [イラスト] 西炯子
[出版] キャンバス文庫(小学館
[ISBN] 978-4-09-430113-7
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シリーズ第3巻。ここからが本編って感じです。東京に、妖魔の目覚めを警告する深紅の雪が降り、弓生と聖が走り回ります。新登場人物は、御景家の「拝み屋」三吾。敵らしき組織もかなり大きいようで、長いシリーズになることを予感させる話でした(実際、「第一部」は8巻まで続きます)。
ぬばたまの呪歌 封殺鬼シリーズ4
[著者] 霜島ケイ [イラスト] 西炯子
[出版] キャンバス文庫(小学館
[ISBN] 978-4-09-430114-4
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第4巻。敵である九天地会の教主、知徳の愛称は「ちーさま」ですか……。弓生、聖、三吾、佐穂子……。裏での「本家」の動きが不気味でいいです。
邪神は嗤う 封殺鬼シリーズ5
[著者] 霜島ケイ [イラスト] 西炯子
[出版] キャンバス文庫(小学館
[ISBN] 978-4-09-430115-1
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第5巻。「安倍晴明」を軸として、「敵」と「二人の鬼」との関係が明らかに……。「強敵」が復活。
紺青の怨鬼 封殺鬼シリーズ6
[著者] 霜島ケイ [イラスト] 西炯子
[出版] キャンバス文庫(小学館
[ISBN] 978-4-09-430116-8
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第6巻。衝撃的な事件から、弓生は深い狂気に……。
闇常世 封殺鬼シリーズ7
[著者] 霜島ケイ [イラスト] 西炯子
[出版] キャンバス文庫(小学館
[ISBN] 978-4-09-430117-5
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重要人物・桐子ばーさま登場。シワシワだけどパワフルなばーさまです。情勢を一気に変えてしまいました。
修羅の降る刻 封殺鬼シリーズ8
[著者] 霜島ケイ [イラスト] 西炯子
[出版] キャンバス文庫(小学館
[ISBN] 978-4-09-430118-2
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第1部最終巻、主要人物総登場でのクライマックスです。「本家」次期当主、佐穂子、三吾、達彦率いる術者たちによる平将門の怨霊調伏と、「ちーさま」対「弓生&聖」の一千年の時を超えた宿命の対決! 最後においしいところをもっていったのは……。
鳴弦の月 封殺鬼シリーズ9
[著者] 霜島ケイ [イラスト] 西炯子
[出版] キャンバス文庫(小学館
[ISBN] 978-4-09-430119-9
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シリーズ番外編です。平安時代、酒呑童子(聖)と、安倍晴明、雷電(弓生)の出会いの物語「鳴弦の月」と、霊獣オサキとともに妖怪を監視しつづける一族の物語「蠱持ち」の2編が収録されています。「鳴弦の月」は、一千年という時の長さを実感できる話でした。「蠱持ち」は……聖にペースを乱されない人は珍しいかもしれない。
花闇を抱きしもの 上 封殺鬼シリーズ10
[著者] 霜島ケイ [イラスト] 西炯子
[出版] キャンバス文庫(小学館
[ISBN] 978-4-09-430120-5
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花闇を抱きしもの 下 封殺鬼シリーズ11
[著者] 霜島ケイ [イラスト] 西炯子
[出版] キャンバス文庫(小学館
[ISBN] 978-4-09-430321-6
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番外編です。舞台は関東大震災から三年後、大正末期の東京。本編でおいしいところをもっていってしまった桐子ばーさまが主人公(まだ少女だけど)。十歳にして神島家の当主となった桐子と、彼女を支えて活躍する二人の鬼の物語。
マヨイガ 上 封殺鬼シリーズ12
[著者] 霜島ケイ [イラスト] 西炯子
[出版] キャンバス文庫(小学館
[ISBN] 978-4-09-430322-3
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マヨイガ 中 封殺鬼シリーズ13
[著者] 霜島ケイ [イラスト] 西炯子
[出版] キャンバス文庫(小学館
[ISBN] 978-4-09-430323-0
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マヨイガ 下 封殺鬼シリーズ14
[著者] 霜島ケイ [イラスト] 西炯子
[出版] キャンバス文庫(小学館
[ISBN] 978-4-09-430324-7
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マヨイガということで遠野が舞台です。この地で起きた惨劇より始まる物語。「敵」の正体が分からないこともあって、全体的に不気味な緊張感が漂う話ですが、例によって漫才もあります(笑)。何重にも張り巡らされた「敵」の罠を打ち破るきっかけとなったのは、やっぱり不確定因子の聖でした。
影喰らい 封殺鬼シリーズ15
[著者] 霜島ケイ [イラスト] 西炯子
[出版] キャンバス文庫(小学館
[ISBN] 978-4-09-430325-4
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シリーズ第15巻。番外編が2本入ってます。平安末期を舞台とした「影喰らい」は、二人の鬼と対等に付き合える性格の陰陽師、安倍泰親がなかなかいい味出してます。明治を舞台とした「幻戯師」は、時代を超えて生き続ける妖怪たちの物語。
夢埋みの郷 封殺鬼シリーズ16
[著者] 霜島ケイ [イラスト] 西炯子
[出版] キャンバス文庫(小学館
[ISBN] 978-4-09-430326-1
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シリーズ第16巻。再び本編。「マヨイガ」で出てきた「敵」が本格的に動き始めました。19巻まで続く話みたいです。今回の舞台は信州。守りが破られた諏訪へ向かった佐穂子が失踪し……?。まだ話の序盤ということもあって、緊迫度は低めです。今回のポイント(何のポイントだ? )は、「佐穂子のお見合い」と「心得のFAX」ですね。
紅蓮天女 封殺鬼シリーズ17
[著者] 霜島ケイ [イラスト] 西炯子
[出版] キャンバス文庫(小学館
[ISBN] 978-4-09-430327-8
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シリーズ第17巻。「マヨイガ」では三吾が主役でしたけど、今回は佐穂子が主役なんですね。佐穂子と柵一族との対面、緊迫感あふれる場面(のはず)なのですが……。秋川家の側近も、柵一族も、なかなかいい人が揃ってますね(笑)。
まほろばの守人 封殺鬼シリーズ18
[著者] 霜島ケイ [イラスト] 西炯子
[出版] キャンバス文庫(小学館
[ISBN] 978-4-09-430328-5
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シリーズ第18巻。佐穂子が主役を張ってますが、秋川の側近と、春夏秋冬兄弟も目立ってます。鬼二人は出番は少な目。聖と咲江は、いっしょに一見のほほんとしてますが、悟りきってますね。今回は、話の進行はちょっと遅めですが……やっぱり面白いです。
追儺幻抄 封殺鬼シリーズ19
[著者] 霜島ケイ [イラスト] 西炯子
[出版] キャンバス文庫(小学館
[ISBN] 978-4-09-430329-2
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シリーズ第19巻。この巻で、鬼無里での物語はとりあえず完結。久しぶりに聖と弓生の活躍がありました。が、他のキャラの自己主張も激しくて、なかなか壮絶です。
陰月の冠者 封殺鬼シリーズ20
[著者] 霜島ケイ [イラスト] 西炯子
[出版] キャンバス文庫(小学館
[ISBN] 978-4-09-430330-8
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昏き神々の宴 封殺鬼シリーズ21
[著者] 霜島ケイ [イラスト] 西炯子
[出版] キャンバス文庫(小学館
[ISBN] 978-4-09-430571-5
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忌みしものの挽歌 封殺鬼シリーズ22
[著者] 霜島ケイ [イラスト] 西炯子
[出版] キャンバス文庫(小学館
[ISBN] 978-4-09-430572-2
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炎華の断章 封殺鬼シリーズ23
[著者] 霜島ケイ [イラスト] 西炯子
[出版] キャンバス文庫(小学館
[ISBN] 978-4-09-430573-9
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黒白の絆 封殺鬼シリーズ24
[著者] 霜島ケイ [イラスト] 西炯子
[出版] キャンバス文庫(小学館
[ISBN] 978-4-09-430574-6
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玉響に散りて 封殺鬼シリーズ25
[著者] 霜島ケイ [イラスト] 西炯子
[出版] キャンバス文庫(小学館
[ISBN] 978-4-09-430575-3
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終の神話・天泣の章 封殺鬼シリーズ26
[著者] 霜島ケイ [イラスト] 西炯子
[出版] キャンバス文庫(小学館
[ISBN] 978-4-09-430576-0
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終の神話・地号の章 封殺鬼シリーズ27
[著者] 霜島ケイ [イラスト] 西炯子
[出版] キャンバス文庫(小学館
[ISBN] 978-4-09-430577-7
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終の神話・人祇の章 封殺鬼シリーズ28
[著者] 霜島ケイ [イラスト] 西炯子
[出版] キャンバス文庫(小学館
[ISBN] 978-4-09-430578-4
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封殺鬼 鵺子ドリ鳴イタ

封殺鬼 鵺子ドリ鳴イタ 1
[著者] 霜島ケイ [イラスト] 也
[出版] ルルル文庫小学館
[ISBN] 978-4-09-452008-8
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封殺鬼 鵺子ドリ鳴イタ 2
[著者] 霜島ケイ [イラスト] 也
[出版] ルルル文庫小学館
[ISBN] 978-4-09-452027-9
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封殺鬼 鵺子ドリ鳴イタ 3
[著者] 霜島ケイ [イラスト] 也
[出版] ルルル文庫小学館
[ISBN] 978-4-09-452061-3
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封殺鬼 鵺子ドリ鳴イタ 4
[著者] 霜島ケイ [イラスト] 也
[出版] ルルル文庫小学館
[ISBN] 978-4-09-452091-0
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封殺鬼 鵺子ドリ鳴イタ 5
[著者] 霜島ケイ [イラスト] 也
[出版] ルルル文庫小学館
[ISBN] 978-4-09-452121-4
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封殺鬼 帝都万葉

封殺鬼 帝都万葉
[著者] 霜島ケイ [イラスト] 也
[出版] ルルル文庫小学館
[ISBN] 978-4-09-452185-6
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封殺鬼 鵺子ドリ鳴イタ」の後に続く昭和初期が舞台で、十五歳になった神島桐子と神島家の遠縁の武見志郎、二人の鬼が主要人物。志郎が手にすることになった簪と、帝都に広がる霊障騒ぎをめぐる謎解きの話です。 少しずつ進展している桐子と志郎の関係がポイントでしょうか。本人は自覚してないけど垣間見える、桐子の乙女心が微笑ましい話でした。

聖ベリアーズ騎士団!

聖ベリアーズ騎士団!
[著者] 霜島ケイ [イラスト] 美剣綾子
[出版] スーパーファンタジー文庫(集英社
[ISBN] 978-4-08-613205-3
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騎士養成学校を、十数回の停学処分の末に落第すれすれの成績で卒業した少女シャルルキア・ファサールカ・ゼダ(通称シャル)。こんな彼女が配属されたのが、第十までしか騎士団を持たないはずであるセルフィア王国の「第十一騎士団」……通称「セルフィア騎士団の落ちこぼれ」。そこで彼女が出会ったのは、謎の中年貴族の団長に、美青年の専属医師、そして変人揃いの団員たち……。しかし、団長はこの第十一騎士団を、誇りを持って「聖ベリアーズ騎士団」と呼ぶのでした……。こうして(?)シャルが入団した直後、王国の騎士団の約半数に、国境に移動するよう命令が下ります。その任務は、ある事情から隣国に預けられていた王女を迎え入れること。そして、その中に何故か、「落ちこぼれ」第十一騎士団の姿が……。 主人公シャルの一人称で書かれた、とても笑える話です。あちこちで出てくるシャルのツッコミがとにかく楽しい! これは一人称ならではの楽しさといえるでしょう。もちろん、他の登場人物との漫才も充実。ストーリーも結構奥が深く、後半はどんでん返しの連続で楽しめます。続編を期待したいところなんですが、これ1冊で完結しているようです。ちょっと残念。
http://www.matsubokkuri.net