今野緒雪 (更新終了)

夢の宮

鸞(ロアン)という名の国の王宮の奥、いくつもの回廊をわたった先にある小さな離宮「夢の宮」。このシリーズで語られるのは、さまざまな時代にこの「夢の宮」で繰り広げられた、不思議な出会いと夢のような恋と愛の物語です。基本的に各巻で主人公は異なり、独立した話になっていますので、どれからでも読めるシリーズです

夢の宮 〜竜のみた夢〜
[著者] 今野緒雪 [イラスト] かわみなみ
[出版] コバルト文庫集英社
[ISBN] 978-4-08-611829-3
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「竜の見た夢」
幼馴染みの二人の王子、希劉と康崚のどちらか一方を、夫に選ばなくてはならなくなった瑛蘭。秘められた巫女のお告げは、彼女が選んだ夫が王になることを示していました。ところが、どうしても夫を選ぶことができなかった瑛蘭は、その選択を兄にまかせてしまったのでした。しかし、それでも瑛蘭は……。
「眠りの妃」
夢の中でしか会うことのできない二人、芙蓉と睡蓮。父王の死で王になった芙蓉は、夢に見た妃・睡蓮を探し求めます。やがて彼が知ったのは、父王の時代に、二人の女性に対して下された「王の寵愛を一身に受け、世継ぎの王子を産む」という矛盾した予言でした。これはいったい何を意味しているのでしょうか? そして、芙蓉は睡蓮を見つけだす事ができるのでしょうか?
夢の宮 〜諸刃の宝剣〜
[著者] 今野緒雪 [イラスト] かわみなみ
[出版] コバルト文庫集英社
[ISBN] 978-4-08-611892-7
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主人公は、鸞に滅ぼされた剋という国の王女。「女好きの愚王」と噂される昭寧の後宮に入れられた彼女は復讐を誓い、昭寧の暗殺を企てます。しかし、代々伝わる宝剣は正妃により発見され、暗殺は失敗。ところがその事実を知った昭寧は、「世継を産んでくれたらこの命をやる」と彼女に提案したのでした。こうして、夢の宮での彼女の暮らしが始まったのですが……。剋の人々が代々伝えていくという「宝剣」が、重要な役割を果たす話です。
夢の宮 〜古恋鳥〜(上)
[著者] 今野緒雪 [イラスト] かわみなみ
[出版] コバルト文庫集英社
[ISBN] 978-4-08-614031-7
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夢の宮 〜古恋鳥〜(下)
[著者] 今野緒雪 [イラスト] かわみなみ
[出版] コバルト文庫集英社
[ISBN] 978-4-08-614050-8
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夢の宮 〜奇石の侍者〜
[著者] 今野緒雪 [イラスト] 波津彬子
[出版] コバルト文庫集英社
[ISBN] 978-4-08-614103-1
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夢の宮を訪れた旅の装身具屋は、そこで王から片方だけの玉珥(耳飾り)を見せられ、失われたもう一方の代わりを作ってくれないかと頼まれます。しかし、装身具屋はそれを断り、ある物語を語り始めます。それは、ある悲劇から離れ離れになってしまった玉珥の物語でした。「砂漠の涙」と呼ばれるその玉珥は、手にした人の運命を変えながら、他の人の手に渡っていきます。そして、夢の宮にあったのは、その片方だったのでした。もう片方はどこにあるのでしょうか? シリーズの他の作品とは異なり、装身具屋が語る話が中心の連作短編集です。
夢の宮 〜薔薇の名の王〜
[著者] 今野緒雪 [イラスト] 波津彬子
[出版] コバルト文庫集英社
[ISBN] 978-4-08-614143-7
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夢の宮 〜亞心王物語〜(上)
[著者] 今野緒雪 [イラスト] 波津彬子
[出版] コバルト文庫集英社
[ISBN] 978-4-08-614182-6
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夢の宮 〜亞心王物語〜(下)
[著者] 今野緒雪 [イラスト] 波津彬子
[出版] コバルト文庫集英社
[ISBN] 978-4-08-614225-0
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夢の宮 〜十六夜薔薇の残香〜
[著者] 今野緒雪 [イラスト] 波津彬子
[出版] コバルト文庫集英社
[ISBN] 978-4-08-614287-8
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夢の宮 〜神が棲む処〜
[著者] 今野緒雪 [イラスト] 波津彬子
[出版] コバルト文庫集英社
[ISBN] 978-4-08-614358-5
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夢の宮 〜叶の果実〜
[著者] 今野緒雪 [イラスト] 波津彬子
[出版] コバルト文庫集英社
[ISBN] 978-4-08-614426-1
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夢の宮 〜薔薇いくさ〜
[著者] 今野緒雪 [イラスト] 波津彬子
[出版] コバルト文庫集英社
[ISBN] 978-4-08-614499-5
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「薔薇いくさ」は「はないくさ」と読むそうです。このシリーズは基本的に1冊で完結しているのですが、例外的に続き物として「薔薇の名の王」「十六夜薔薇の残香」というのがあり、この「薔薇いくさ」もこれに属しています。この「薔薇いくさ」は時間的には「薔薇の名の王」の前の話になりますが、シリーズ刊行順(「薔薇の名の王」→「十六夜薔薇の残香」→「薔薇いくさ」)で読んだ方がいいでしょう。この「薔薇いくさ」、内容を一言で言ってしまうと、鸞の神殿に仕える巫女・照葉と、鸞の国王・木香の恋物語……になるのかな? これになかなか子供の生まれない鸞の正妃が絡んできます。木香から、正妃の子についての予言を依頼された照葉は、その結果に衝撃を受け、口を閉ざしてしまいます。彼女が知った未来とはどんなものだったのでしょうか……? そして、それに対して彼女がとった行動は、彼女が予想もしなかったできごとを巻き起こす事になります。そして……物語は「薔薇の名の王」に続いていきます。
夢の宮 〜海馬をわたる風〜
[著者] 今野緒雪 [イラスト] 江ノ本瞳
[出版] コバルト文庫集英社
[ISBN] 978-4-08-614535-0
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序章にちょっとだけ出てくる、月季と茨木、要黐……。砂漠で発見された、抱き合ったままの二体のミイラが、どのような人生を送ってきたのかをめぐってのちょっとした口論のあと、時代は百年以上昔にさかのぼって、物語は始まります。「大切にするから、僕にこの赤ちゃんちょうだい」と言った幼い少年と、「私も!」と言ったその妹がいました。これに対して「最初の子は兄に、次の子は妹にやろう」と戯れに言った老人……。やがて生まれた子供は鸞王になり、その妹と結婚します。ところが、鸞王はこの兄妹を避け、ひとりで砂漠へと出かけてるようになっていました。いったい彼には、どんな秘密があったのでしょうか……? 「夢の宮」シリーズには、「いるはずの人がいない」という話がいくつかありますが、これもその一つです。いるはずの人がいなかったために起きてしまった悲劇です。
夢の宮 〜王の帰還〜(上)
[著者] 今野緒雪 [イラスト] 江ノ本瞳
[出版] コバルト文庫集英社
[ISBN] 978-4-08-614625-8
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夢の宮 〜王の帰還〜(下)
[著者] 今野緒雪 [イラスト] 江ノ本瞳
[出版] コバルト文庫集英社
[ISBN] 978-4-08-614635-7
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全てをかけて、鸞の王位を争った異母兄弟の物語です。上巻の主人公は、第二王子(弟)です。兄となにかと比較されながらも、王になるという野心をもっていなかった彼の望みは、侍女の幸婉と結ばれることでした。しかし、あるできごとが原因となって、彼は兄を憎むようになり、ついに兄と兄に関わりのある女性たち全てを殺害します。しかし、兄は「王になるのは私の息子」と言い残して死んだのでした……。一方、下巻の主人公は、鸞の隣国で、重臣の息子として育った眞理。そして、彼の母親は鸞から逃亡してきたという過去を持ち、しかもその時には既に眞理を身ごもっていたのでした。母と養父が亡くなったとき、眞理は、実の父が眠るという鸞に向けて旅立ちます。そこで彼が見たものは……?
夢の宮 〜月下友人〜(上)
[著者] 今野緒雪 [イラスト] 江ノ本瞳
[出版] コバルト文庫集英社
[ISBN] 978-4-08-614750-7
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夢の宮 〜月下友人〜(下)
[著者] 今野緒雪 [イラスト] 江ノ本瞳
[出版] コバルト文庫集英社
[ISBN] 978-4-08-614788-0
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ともに親友である鸞の家臣の娘ふたりと、同じく親友である鸞国王子と大臣の息子の、四人の男女による、「お見合い」と「書物」をめぐっての話です(娘の一人と、王子は書物にうるさいのです)。なんとなく「のほっ」とした雰囲気の、のんびりとした恋愛ものです。「夢の宮」に「神秘性」は感じられないかわりに、心地よい「日常」が楽しめます。
夢の宮 〜蛛糸の王城〜
[著者] 今野緒雪 [イラスト] 江ノ本瞳
[出版] コバルト文庫集英社
[ISBN] 978-4-08-600041-3
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夢の宮 〜遙けき恋文〜
[著者] 今野緒雪 [イラスト] 江ノ本瞳
[出版] コバルト文庫集英社
[ISBN] 978-4-08-600649-1
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夢の宮 〜始まりの巫女〜
[著者] 今野緒雪 [イラスト] 久下じゅんこ
[出版] コバルト文庫集英社
[ISBN] 978-4-08-601555-4
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鸞国の若き王・理圓が花嫁として選んだ、龠国の七人目の王女・鈴琳。彼女は神に仕える巫女でありながら、すべてを承知して鸞国へと嫁いできたのでした。こうして始まった理圓と鈴琳の、鸞国神殿の初代巫女の、そして最初の「夢の宮」の物語です。

マリア様がみてる

「幼稚舎から大学まで、通いつづければ温室育ちの純粋培養お嬢様が箱入りで出荷される」というカトリック系お嬢様学校、私立リリアン女学園高等部。ここにはいつからか、先輩と後輩がロザリオを授受する儀式を行って、「姉妹(スールー)」となることを誓いあうという制度が存在していました。そして「姉」が、「妹」の学園生活の指導を行うことで、厳しい校則なしで、清く正しい環境を実現していたのです。こんな学園で繰り広げられる、おもわず笑みがこぼれる少女たちの数々の物語です。

マリア様がみてる
[著者] 今野緒雪 [イラスト] ひびき玲音
[出版] コバルト文庫集英社
[ISBN] 978-4-08-614459-9
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まだ「姉」を持っていなかった高等部一年生の福沢祐巳は、二年生の小笠原祥子、通称「赤薔薇のつぼみ」に憧れを抱いていました。恐れ多くて祥子に近づくことができなかった祐巳は、ある日、祥子から突然「姉妹宣言」をされてしまいます。ところが、驚いた祐巳がこれを拒否してしまったため、事態は更に重大(?)なものに発展してしまったのでした。祥子に「必ずあなたの姉になってみせるから」と宣言されてしまった祐巳の運命やいかに? ちなみに、「赤薔薇」とは、高等部生徒会幹部の一人の通称(他には「白薔薇」「黄薔薇」がいる)で、「つぼみ」とはその妹を意味しています。なお、「赤薔薇さま」は「ロサ・キネンシス」、「白薔薇さま」は「ロサ・ギガンティア」、「黄薔薇さま」は「ロサ・フェテイダ」と読みます。
マリア様がみてる 黄薔薇革命
[著者] 今野緒雪 [イラスト] ひびき玲音
[出版] コバルト文庫集英社
[ISBN] 978-4-08-614554-1
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突然、姉妹関係を解消した、「黄薔薇のつぼみ」とその妹……。この事件の影響を受けて、学園中で姉妹解消騒動が巻き起こります。1巻は赤薔薇中心でしたが、この巻では黄薔薇が中心です。といっても肝心の黄薔薇さまは、何か重大な悩み事でもあるのか、事件解決の役に立ちそうもありません。というわけで、原因調査のために、なぜか祐巳が走りまわります。そして明らかになる、意外な真実の数々。百面相して、ぱたぱた走り回る祐巳ちゃんが今回も楽しかったです。
マリア様がみてる いばらの森
[著者] 今野緒雪 [イラスト] ひびき玲音
[出版] コバルト文庫集英社
[ISBN] 978-4-08-614591-6
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謎に包まれている白薔薇さまの過去がついに明かされる……? 期末試験直前のリリアン女学園に、白薔薇さまの過去を題材に自伝的小説が、とある少女小説系文庫から刊行されるという情報が流れます。その情報によるとタイトルは「いばらの森」で、なんと作者は白薔薇さまらしい……。この怪情報に躍らされ、祐巳ちゃんが真相究明のために走り回ります。リリアン女学園周辺の書店で、発売と同時に爆発的売れ行きを示した「いばらの森」の作者は、いったい誰なのでしょうか? 赤薔薇、黄薔薇に続き、白薔薇が中心のシリーズ第3弾。今回も祐巳ちゃんの百面相が見られます。そういえば、「百面相」と最初に言ったのは白薔薇さまだったような…
マリア様がみてる ロサ・カニーナ
[著者] 今野緒雪 [イラスト] ひびき玲音
[出版] コバルト文庫集英社
[ISBN] 978-4-08-614661-6
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三年生の卒業が近づき、生徒会役員の選挙が行われることになったリリアン女学園高等部の、ちょっとした騒動の話「ロサ・カニーナ」と、祥子さまの家で正月を過ごすことになった祐巳ちゃんと弟の話「長き夜の」の2本立てです。祐巳ちゃんの「ばばぬき百面相」が……。
マリア様がみてる ウァレンティーヌスの贈り物 前編
[著者] 今野緒雪 [イラスト] ひびき玲音
[出版] コバルト文庫集英社
[ISBN] 978-4-08-614695-1
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バレンタインデーを間近に控えたリリアン女学園。百面相の祐巳ちゃんは、祥子さまにチョコレートをプレゼントすることを計画し、予備調査を開始したのですが……。ということで、リリアン女学園でのバレンタインデー騒動の話「びっくりチョコレート」……このタイトルの意味はラストでわかりますが……くぷぷっ。この他に、黄薔薇三姉妹のバレンタインデーのひとコマ「黄薔薇交錯」が収録されています。こちらも楽しい話です。
マリア様がみてる ウァレンティーヌスの贈り物 後編
[著者] 今野緒雪 [イラスト] ひびき玲音
[出版] コバルト文庫集英社
[ISBN] 978-4-08-614715-6
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リリアン女学園のバレンタインデー騒動の後日談、「景品」のデートのお話です。白紅黄、三者三様の日曜日。メインはもちろん祐巳ちゃんと祥子さま。この姉妹、意外なところで似ています。ということで、今回のポイントは「祥子さまのボケ役」……これが楽しい。この他に、短編2本が入ってます。読み終えると……祐巳ちゃんが「紅薔薇のつぼみの妹」になったのに、ある意味で必然的といえそうな気がします。
マリア様がみてる いとしき歳月 前編
[著者] 今野緒雪 [イラスト] ひびき玲音
[出版] コバルト文庫集英社
[ISBN] 978-4-08-614817-7
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黄薔薇さまが男性と交際しているとの目撃情報から始まった騒動「黄薔薇まっしぐら」と、薔薇さま方のお別れ会の話「いと忙し日々」、他1編が収録されています。祐巳ちゃんファン(笑)としてはやっぱり「いと忙し日々」。「笑いを取るの」とはよく言ったものです。
マリア様がみてる いとしき歳月 後編
[著者] 今野緒雪 [イラスト] ひびき玲音
[出版] コバルト文庫集英社
[ISBN] 978-4-08-614841-2
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とうとうリリアン女学園の卒業式です。薔薇さまがた、その妹たち、それぞれの卒業式。在校生送辞、卒業生答辞を読み上げるのは紅薔薇姉妹。この二人って……やっぱり。さて、いよいよ祐巳ちゃんももうすぐ二年生。どんな出会いがあるのでしょうか? 次が楽しみです。
マリア様がみてる チェリーブロッサム
[著者] 今野緒雪 [イラスト] ひびき玲音
[出版] コバルト文庫集英社
[ISBN] 978-4-08-614895-5
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いよいよリリアン女学園にも新入生が入ってきました。「銀杏の中の桜」「BGN(バックグラウンドノイズ)」の二編が収録されています。「銀杏の中の桜」は、雑誌Cobaltに掲載されていたという幻の(?)一編で、主人公はリリアン女学園の新一年生、二条乃利子です。銀杏の木々の中に一本だけある桜の下で、彼女が出会ったのが、「白薔薇さま」の志摩子さんで、この二人は「他人には言えないある秘密」を抱え、悩んでいたのでした。「志摩子さんの秘密」って……これだったのか。乃利子がリリアン女学園に入った理由(原因?)も結構強烈です。そして「BGN」は、「銀杏の中の桜」の舞台裏。こちらの主人公は、二年生になった祐巳ちゃんです。あの祐巳ちゃんも、ついに「紅薔薇のつぼみ」なんですね。一年生から「祐巳さま」と呼ばれるようになってもあいかわらず、ぱたぱたしてますけど……。さて、祐巳ちゃんに「妹」はできるのでしょうか? 次も楽しみです。
マリア様がみてる レイニーブルー
[著者] 今野緒雪 [イラスト] ひびき玲音
[出版] コバルト文庫集英社
[ISBN] 978-4-08-600078-9
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季節は初夏のリリアン学園、雨の予感の曇り空を前にため息をつく三人の話を収録した短編集です。新入生の乃梨子との関係に悩む志摩子の「ロザリオの滴」、剣道部入部をめぐって令さまと衝突してしまった由乃の「黄薔薇注意報」、そして、祥子さまとすれ違いを繰り返してしまう祐巳ちゃんの表題作「レイニーブルー」の三編です。志摩子と由乃の雨はあがりましたが、祐巳ちゃんは雨降りのまま以下次巻です。
マリア様がみてる パラソルをさして
[著者] 今野緒雪 [イラスト] ひびき玲音
[出版] コバルト文庫集英社
[ISBN] 978-4-08-600136-6
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「レイニーブルー」ではずぶ濡れになってしまった祐巳ちゃんでしたが、そのすれ違いの原因判明の解決編。タイトルの「パラソル」は日傘だそうです。この騒動を通して、祐巳ちゃんもちょっと成長しました。また、瞳子との関係も良くなったみたいで、彼女が今後どう絡んでくるか楽しみです。
マリア様がみてる 子羊たちの休暇
[著者] 今野緒雪 [イラスト] ひびき玲音
[出版] コバルト文庫集英社
[ISBN] 978-4-08-600210-3
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期末テストが終わり、いよいよやってきた夏休み。祐巳ちゃんは祥子さまから避暑地の別荘に行こうと誘われます。二人ならどこでも楽しいはず。しかし、祐巳ちゃんには予想外の「試練」が待ち構えていたのでした。 ……「安来節」は私も一瞬想像しました(笑)。
マリア様がみてる 真夏の一ページ
[著者] 今野緒雪 [イラスト] ひびき玲音
[出版] コバルト文庫集英社
[ISBN] 978-4-08-600243-1
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リリアン女学園の学園祭では、花寺学院高校の生徒会と集まることになっている……しかし祥子さまは男嫌い。ということで計画された祥子さまの男嫌い克服マル秘作戦の顛末記「略してOK大作戦」、新聞部のパパラッチ真美が、志摩子&乃梨子の仏像鑑賞友達タクヤ君の謎に迫る「おじいさんと一緒」、令さまの書いている日記とそれを読んだ由乃のリアクションが楽しい「黄薔薇☆絵日記」の3本が収録されています。
マリア様がみてる 涼風さつさつ
[著者] 今野緒雪 [イラスト] ひびき玲音
[出版] コバルト文庫集英社
[ISBN] 978-4-08-600284-4
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二学期に入ったリリアン女学園。その生徒会は、男子校の花寺学院の学園祭に協力するのが恒例となっていました。そんなわけで、リリアンと花寺の生徒会の初顔合わせ。個性的な花寺の面々に驚きつつも活動開始。一方、祐巳ちゃんは一年生の可南子に憧れられて戸惑っていたのでした。 去年は話題だけ出ていた花寺の学園祭の話です。祐巳ちゃんと祐麒の姉弟漫才も楽しめます。ストーカー写真はちょっと怖かった……。
マリア様がみてる レディ、GO!
[著者] 今野緒雪 [イラスト] ひびき玲音
[出版] コバルト文庫集英社
[ISBN] 978-4-08-600337-7
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花寺の学園祭の次は、リリアンの体育祭。その準備のホームルームで、上の空だった祐巳ちゃんは、いつのまにか借り物競走に出場することに。そんな祐巳ちゃんの頭の中を占めていたのは、ケンカ別れしてしまった可南子のこと。彼女との関係改善を目指すうちに、事態は思わぬ方向へ向かうのでした。
マリア様がみてる バラエティギフト
[著者] 今野緒雪 [イラスト] ひびき玲音
[出版] コバルト文庫集英社
[ISBN] 978-4-08-600360-5
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薔薇の館の机に置かれていた、デパートの包装紙で包まれた箱。「可愛い妹たちへ」と前・黄薔薇さまの江利子の字が書かれたその中身はお菓子の詰め合わせ。なにやら訳ありの、この「バラエティギフト」の謎解きと、雑誌掲載作を収録した短編集です。
マリア様がみてる チャオ ソレッラ!
[著者] 今野緒雪 [イラスト] ひびき玲音
[出版] コバルト文庫集英社
[ISBN] 978-4-08-600399-5
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体育祭の次は修学旅行、ということで、祐巳ちゃん、由乃、志摩子たちは、「姉妹」たちとしばし別れて成田からイタリアへと旅立ちます。リリアン女学園高等部二年生たちの7泊9日のイタリア旅行記です。
マリア様がみてる プレミアムブック
[著者] 今野緒雪 ひびき玲音 [イラスト] ひびき玲音
[出版] コバルト文庫集英社
[ISBN] 978-4-08-600455-8
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2004年頃のアニメ化に合わせて出たファンブックです。アニメ関連情報、インタビュー、書き下ろし短編、コミック等が収録されています。
マリア様がみてる 特別でないただの一日
[著者] 今野緒雪 [イラスト] ひびき玲音
[出版] コバルト文庫集英社
[ISBN] 978-4-08-600484-8
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リリアン女学園の学園祭で上演される、山百合会主催の劇。祥子さまから発表された今年の演目は「とりかえばや物語」。そっくりな姉弟が入れ替わってしまう展開にふさわしいのは、祐巳ちゃんと祐麒のそっくり姉弟。というわけで、リリアンと花寺の合同で劇の準備が始まったのでした。 祐巳ちゃんはもちろんのこと、可南子や瞳子にも一波乱ありました。そしてラスト、祥子さまから祐巳ちゃんへの一言。祐巳ちゃんも新しい一歩を踏み出すのでしょうか?
マリア様がみてる イン ライブラリー
[著者] 今野緒雪 [イラスト] ひびき玲音
[出版] コバルト文庫集英社
[ISBN] 978-4-08-600527-2
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学園祭が終わったリリアン女学園。祐巳ちゃんと由乃は、そろそろ妹選びに本気にならないといけない状況。悩みつつも、放課後に薔薇の館でうたた寝してから目を覚ました祐巳ちゃんが見たのは、「図書館い行く」という祥子さまの書き置き。そして始まった、本と図書館をめぐる短編集です。
マリア様がみてる 妹オーディション
[著者] 今野緒雪 [イラスト] ひびき玲音
[出版] コバルト文庫集英社
[ISBN] 978-4-08-600568-5
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突然飛び出した「妹をオーディションで選ぶ」という由乃の爆弾発言。議論の末に、オーディションではなく、薔薇の館での「茶話会」で出会いの場を作るという形に落ち着きます。さて、この茶話会でどのような出会いがあるのでしょうか……? 祐巳ちゃんも由乃も、妹は決まりませんでしたが、それぞれ得るものがあったようです。
マリア様がみてる 薔薇のミルフィーユ
[著者] 今野緒雪 [イラスト] ひびき玲音
[出版] コバルト文庫集英社
[ISBN] 978-4-08-600609-5
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十二月、由乃、志摩子、祐巳ちゃんとそれぞれの姉妹のひとときを描いた「黄薔薇パニック」「白薔薇の物思い」「紅薔薇のため息」の三本が収録された短編集です。 由乃の将来の妹候補?の奈々がなかなか良い性格してます。元・白薔薇の聖さまも相変わらず。祐巳ちゃんは念願の「祥子さまと遊園地」がかなったけど、最後はため息に終わりました。
マリア様がみてる 未来の白地図
[著者] 今野緒雪 [イラスト] ひびき玲音
[出版] コバルト文庫集英社
[ISBN] 978-4-08-600704-7
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なにか様子がおかしい瞳子。しかし祐巳ちゃんは、彼女にその事情を聞けずにいました。そんな中やってきたクリスマスイブに、今年も薔薇の館でパーティーが行われることになります。もちろん瞳子も参加したそのパーティーの後、祐巳ちゃんはついにある決断をしたのでした。
マリア様がみてる くもりガラスの向こう側
[著者] 今野緒雪 [イラスト] ひびき玲音
[出版] コバルト文庫集英社
[ISBN] 978-4-08-600743-6
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クリスマスパーティーから3日後に、祐巳ちゃんのもとに届いた招待状。それは小笠原邸での女性限定の新年会の誘いでした。そうして新年、小笠原邸に三薔薇姉妹が集まって、楽しいひとときを過ごします。 小笠原邸を初めて訪れた人たちの反応が楽しいです。
マリア様がみてる 仮面のアクトレス
[著者] 今野緒雪 [イラスト] ひびき玲音
[出版] コバルト文庫集英社
[ISBN] 978-4-08-600784-9
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祐巳ちゃんが瞳子への姉妹の申し込みを断られてから二週間。二人の間にはぎこちない関係が続いていました。そんな中行われることになった生徒会役員選挙。その立候補者の中には瞳子の姿があったのでした。
マリア様がみてる イラストコレクション
[著者] 今野緒雪 ひびき玲音 [イラスト] ひびき玲音
[出版] コバルト文庫集英社
[ISBN] 978-4-08-600797-9
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文庫カバー、雑誌表紙、カレンダー等を飾ったカラーイラストを集めたコレクションブックです。キャラクター紹介、名場面集、マンガなども収録されています。
マリア様がみてる 大きな扉 小さな鍵
[著者] 今野緒雪 [イラスト] ひびき玲音
[出版] コバルト文庫集英社
[ISBN] 978-4-08-600823-5
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祐巳ちゃん、由乃、志摩子の三人に決まった生徒会役員。一方、選挙に敗れた瞳子と祐巳ちゃんの間は疎遠なまま。そして今年も、バレンタインデーの企画が新聞部より持ち込まれます。その検討と準備が進む中、瞳子のある秘密が明らかになったのでした。
マリア様がみてる クリスクロス
[著者] 今野緒雪 [イラスト] ひびき玲音
[出版] コバルト文庫集英社
[ISBN] 978-4-08-600859-4
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二月十四日、リリアン女学園をチョコレートが行き交うバレンタインデー。その放課後に、次期三薔薇さまの隠したカードを探す「お宝探し大会」が開催されます。そして頭脳戦で祐巳ちゃんのカードを狙う祥子さま。さらに、祥子さまに挑発されて瞳子もお宝探しに参加することに……? 瞳子ちゃんが素敵。祥子さま、祐巳ちゃん、瞳子の三人が絡んだ展開が素晴らしいです。
マリア様がみてる あなたを探しに
[著者] 今野緒雪 [イラスト] ひびき玲音
[出版] コバルト文庫集英社
[ISBN] 978-4-08-600895-2
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バレンタインデーの「次期薔薇さまのお宝探し大会」のその後と、賞品の「次期薔薇さまとのデート」のお話です。そのデートで祐巳ちゃんは瞳子の秘密を知ることになるのでした。 祐巳ちゃんのお返事は次回に持ち越しです。
マリア様がみてる フレーム オブ マインド
[著者] 今野緒雪 [イラスト] ひびき玲音
[出版] コバルト文庫集英社
[ISBN] 978-4-08-601034-4
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写真にまつわるリリアン女学園の姉妹たちのちょっとした話を収録した短編集です。 祐巳ちゃんと可南子の出会いの話「光のつぼみ」がお気に入りです。紅薔薇のそっくり姉妹……。
マリア様がみてる 薔薇の花かんむり
[著者] 今野緒雪 [イラスト] ひびき玲音
[出版] コバルト文庫集英社
[ISBN] 978-4-08-601075-7
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半日デートで瞳子と姉妹になることを決めた祐巳ちゃん。ついに、マリア像の前でロザリオを渡すときが訪れます。一方、祥子さまはみんなに内緒でなにやら企んでいるようで……? これまでの展開をいろいろ思い出したりして感慨深い一冊でした。カバーイラストがこれまた素晴らしいです。
マリア様がみてる キラキラまわる
[著者] 今野緒雪 [イラスト] ひびき玲音
[出版] コバルト文庫集英社
[ISBN] 978-4-08-601110-5
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リリアン女学園高等部の「三年生を送る会」の翌日、祥子さまの提案でみんなで遊園地に行くことになります。そこで、祥子さまのある企みが明らかに……? 祐麒の「嫌な予感」が当たりました(笑)。
マリア様がみてる マーガレットにリボン
[著者] 今野緒雪 [イラスト] ひびき玲音
[出版] コバルト文庫集英社
[ISBN] 978-4-08-601144-0
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バレンタインデーのお返しを、遊園地のお土産ですることに決めた祐巳ちゃんと由乃と志摩子。ラッピングをするために、リボンを持って薔薇の館に集まった三人の話題は、ラッピングからいろいろと広がっていきます。すべて書き下ろしの短編集です。
マリア様がみてる 卒業前小景
[著者] 今野緒雪 [イラスト] ひびき玲音
[出版] コバルト文庫集英社
[ISBN] 978-4-08-601214-0
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リリアン女学園高等部の卒業式前日。薔薇の館の「三年生の忘れ物探し」をしていた祐巳ちゃんは、祥子の「忘れ物」を見つけ、館を飛び出していったのでした。三年生とのお別れを翌日に控えたある一日、それぞれの思いが描かれます。
マリア様がみてる ハロー グッバイ
[著者] 今野緒雪 [イラスト] ひびき玲音
[出版] コバルト文庫集英社
[ISBN] 978-4-08-601244-7
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ついに訪れたリリアン女学園高等部の卒業式。それぞれの思いを胸に、別れの時を迎えます。 これまで続いてきた祐巳ちゃんと祥子さまの物語も、ひとまずはこれでおしまい。今までのできごとをいろいろ思い返したりして、とても感慨深いです。
マリア様がみてる リトル ホラーズ
[著者] 今野緒雪 [イラスト] ひびき玲音
[出版] コバルト文庫集英社
[ISBN] 978-4-08-601305-5
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マリア様がみてる 私の巣
[著者] 今野緒雪 [イラスト] ひびき玲音
[出版] コバルト文庫集英社
[ISBN] 978-4-08-601363-5
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マリア様がみてる ステップ
[著者] 今野緒雪 [イラスト] ひびき玲音
[出版] コバルト文庫集英社
[ISBN] 978-4-08-601481-6
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マリア様がみてる フェアウェル ブーケ
[著者] 今野緒雪 [イラスト] ひびき玲音
[出版] コバルト文庫集英社
[ISBN] 978-4-08-601631-5
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お釈迦様もみてる

お釈迦様もみてる 紅か白か
[著者] 今野緒雪 [イラスト] ひびき玲音
[出版] コバルト文庫集英社
[ISBN] 978-4-08-601192-1
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お釈迦様もみてる 学院のおもちゃ
[著者] 今野緒雪 [イラスト] ひびき玲音
[出版] コバルト文庫集英社
[ISBN] 978-4-08-601274-4
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お釈迦様もみてる ウェット or ドライ
[著者] 今野緒雪 [イラスト] ひびき玲音
[出版] コバルト文庫集英社
[ISBN] 978-4-08-601335-2
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お釈迦様もみてる 自分応援団
[著者] 今野緒雪 [イラスト] ひびき玲音
[出版] コバルト文庫集英社
[ISBN] 978-4-08-601392-5
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お釈迦様もみてる スクール フェスティバルズ
[著者] 今野緒雪 [イラスト] ひびき玲音
[出版] コバルト文庫集英社
[ISBN] 978-4-08-601422-9
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お釈迦様もみてる S−キンシップ
[著者] 今野緒雪 [イラスト] ひびき玲音
[出版] コバルト文庫集英社
[ISBN] 978-4-08-601451-9
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お釈迦様もみてる 超難解問題集
[著者] 今野緒雪 [イラスト] ひびき玲音
[出版] コバルト文庫集英社
[ISBN] 978-4-08-601585-1
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スリピッシュ!

ヨーロッパ風異世界、ワースホーン国の王都にある三つの牢城(留置所と裁判所と刑務所を兼ねたような場所)のひとつ「東方牢城」を舞台にした、どことなく「お江戸」の雰囲気の話です。

スリピッシュ! −東方牢城の主−
[著者] 今野緒雪 [イラスト] 操・美緒
[出版] コバルト文庫集英社
[ISBN] 978-4-08-614317-2
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恋人に会うために、牢城に侵入し、捕まった少女ロアデル。姿を消した彼女の恋人は、東方牢城の検断長官を名乗っていたのです。ところが、それは嘘でした。こうして、牢に入れられた彼女が出会ったのが、牢名主の少年アカシュ。なんでも彼はこの牢城の長官と仲が良いらしく、いろいろとロアデルの世話を焼いてくれたのでした。やがて、取り調べの後に放免されたロアデルは、「東の化け物」と人々に恐れられて(?)いる、東方検断長官・ラフト=リーフィシーに面会できることに……?
スリピッシュ! −盤外の遊戯−
[著者] 今野緒雪 [イラスト] 操・美緒
[出版] コバルト文庫集英社
[ISBN] 978-4-08-614394-3
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スリピッシュ! −ひとり歩きの姫君− 前編
[著者] 今野緒雪 [イラスト] 操・美緒
[出版] コバルト文庫集英社
[ISBN] 978-4-08-600181-6
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「牢名主には女難の相が出ている」という、詐欺師シャンマの予言より始まるシリーズ第3巻。花の祭り「フラーマティブル」に沸く王都エーディックで、「お下がりの姫君」を巡る騒動の幕が上がります。
スリピッシュ! −ひとり歩きの姫君− 後編
[著者] 今野緒雪 [イラスト] 操・美緒
[出版] コバルト文庫集英社
[ISBN] 978-4-08-600442-8
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フラーマティブルの日に、行方不明になったチョギーの駒「象牙色の姫君」。国王に下賜された駒の行方に頭を悩ませる東方牢城の人々でしたが、そこを「ひとり歩きの最悪の客人」が訪れたことから、東方牢城はさらなる騒動の渦中に……。
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