和泉統子 (更新終了)

姫君返上!

姫君返上!
[著者] 和泉統子 [イラスト] かわい千草
[出版] ウィングス文庫新書館
[ISBN] 978-4-403-54140-7
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聖レーミッシュ帝国の皇帝と庶民出身の侍女との間に生まれた少年アレク。しかし彼は、男として生まれたのに、諸々の事情で「麗しの薔薇姫」とも呼ばれる「皇女アレクサンドラ」をやらされていました。異母兄のジークが皇帝に即位すれば、皇女は「病死」したことにして男に戻る、という予定だったのが、宮廷の混乱からそれもかなわず、「皇女」を続けているアレクの物語です。
姫君返上! 運命を試す者
[著者] 和泉統子 [イラスト] かわい千草
[出版] ウィングス文庫新書館
[ISBN] 978-4-403-54149-0
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男に生まれたのに、諸般の事情により聖レーミッシュ帝国の「皇女」をやらされているアレクの物語第2巻。今回は、最強の神官・聖祓魔師ノエルと、その師兄で副祓魔師の話です。ノエルの師兄への恋愛感情(片想い?)と、アレクやジークへの想いから行った行動がいろいろと裏目に出て、彼女は危機的状況に……。 外見だけは極上の「麗しの薔薇姫」だけど中身は乙女心のかけらもないアレク(男だし)と、中身は乙女心満載、でもいろいろとうかつな聖祓魔師ノエルの取り合わせが良いです。彼女の恋愛騒動はこの巻では終わらず、次に続きます。
姫君返上! 聖者の花嫁となる者
[著者] 和泉統子 [イラスト] かわい千草
[出版] ウィングス文庫新書館
[ISBN] 978-4-403-54156-8
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男の子なのに「皇女」をやらされているアレクの物語第3巻。今回は前巻に引き続き、聖祓魔師ノエルの恋愛の話です。彼女の想い人である師兄ギィ・アドルフが登場、ノエルとジークの結婚話を持ち込みます。それを知ってしまったノエルは……? こんなノエル恋愛騒動の決着編に加えて、アレクの両親の話「昔々、皇宮で」が収録されています。 今回はアレクは脇役で、ノエルの乙女心が炸裂する番外編でした。恋愛騒動は順当に落ち着き、次からは再びアレクの話に戻るようです。外伝の方は、アレクの両親、皇太子フリッツと洗濯女ユーディットがなぜ出会ったのか、体の弱かった皇太子妃はなぜユーディットを皇后に推したのか、といった事情が分かる話です。ユーディットがなかなかの女傑で爽快でした。
姫君返上! 聖母に焦がれた者
[著者] 和泉統子 [イラスト] かわい千草
[出版] ウィングス文庫新書館
[ISBN] 978-4-403-54164-3
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「麗しの薔薇姫は男の子」のシリーズ第4巻。帝都を訪れた聖祓魔師ノエルに、密かに「藤花選帝候国に悪魔が出た」と告げられたアレク。多忙の異母兄ジークには事実を隠し、療養の名目で藤花選帝候国に向かったアレクたちでしたが、その地では、大司教らの執拗な妨害を受け、戸惑います。事実を探るうちに、やがてアレクは藤花選帝候妃ナターリエの悲しみを知ることになるのでした。 今回、療養の名目で別行動を取ったアレクですが、このことが後の展開に重大な影響を及ぼすことになります。番外編「婚約、翌日。」は、前巻クライマックスで婚約したノエルとギィ・アドルフの文字通り婚約翌日の話です。同じ話がノエル視点とギィ視点から語られていますが、ギィにとっては「人生最大の試練」のようです。もう一つの番外編「天然詐欺師?」は、幼少時代のアレクの話。中身は男でも愛らしいアレクは天性の結婚詐欺師だったようです。
姫君返上! 民を守護する者
[著者] 和泉統子 [イラスト] かわい千草
[出版] ウィングス文庫新書館
[ISBN] 978-4-403-54171-1
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「麗しの薔薇姫は男の子」のシリーズ第5巻。ある事情から帝都を離れていたアレクのもとに飛び込んできた情報。それは、隣国ルスラントからの侵攻と選帝候たちの裏切りでした。この帝国の危機にアレクは「皇女アレクサンドラ」として、戦うことを決意したのでした。 シリーズ本編最終巻です。ルスラントからの侵攻は、ある人物により仕組まれた危機でしたが、アレクの行動力はその人物の想定をも上回りました。そして、アレクの姫君返上計画は、当初の予定とは大きく違ったかたちで実現することに……。
花嫁失格!? 姫君返上!外伝
[著者] 和泉統子 [イラスト] かわい千草
[出版] ウィングス文庫新書館
[ISBN] 978-4-403-54179-7
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シリーズ本編完結後の外伝。結婚式を明後日に控えたノエルとギィの物語です。何年もすれ違い続けたこの二人、結婚式直前でもすれ違い大騒動を巻き起こしてしまうのでした(笑)。また、書き下ろし短編では、ノエルとギィの出会いが、回想として語られます。 最後の最後までこいつらは……という感じの二人ですが、ついに幸せを手に入れたようです。
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