嬉野君 (更新終了)

金星特急

金星特急 1
[著者] 嬉野君 [イラスト] 高山しのぶ
[出版] ウィングス文庫新書館
[ISBN] 978-4-403-54148-3
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どこからともなく現れて、絶世の美女「金星」の花婿候補を乗せて走り去る謎の列車「金星特急」……「乗って、帰ってきた者は一人もいない」と噂される謎の列車。花婿募集のポスターで見た「金星」に一目惚れし、彼女に会うために「金星特急」に乗り込んだ少年・錆丸が主人公の物語です。なりゆきで同じ車両に乗ることになった、無愛想男・砂鉄と、美貌の騎士ユースタスと共に、「金星特急」での錆丸の旅が始まります。 この巻では、「金星」という存在は全くの謎です。また、物語の舞台は、現代〜近未来の地球に見えるけど違った歴史をたどっているようで、これまた謎めいてます。砂鉄とユースタスの目的もまだ不明で、謎だらけの1巻でした。「金星特急」はどこへ向かうのか、今後の展開が楽しみです。
金星特急 2
[著者] 嬉野君 [イラスト] 高山しのぶ
[出版] ウィングス文庫新書館
[ISBN] 978-4-403-54153-7
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シリーズ第2巻。大陸へと渡った金星特急。途中下車はできず、発車に間に合わなければ悲惨な運命が待つというこの列車の、次の停車地は密林の中。そこで、乗客たちには金星からの試練が待ち受けていたのでした。 密林でのサバイバルに続いて、高山地帯でのサバイバル。それを通して、錆丸、砂鉄、ユースタスの関係も少しずつ動きはじめました。一方で、金星についての謎は深まるばかりです。
金星特急 3
[著者] 嬉野君 [イラスト] 高山しのぶ
[出版] ウィングス文庫新書館
[ISBN] 978-4-403-54161-2
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シリーズ第3巻。ユーラシア大陸を西へと向かう金星特急の次の停車地は、草原の傭兵集団・月氏の幕営地。そこで、列車の乗客たちを待ち受けていた試練は、月氏の一人に挑戦し勝利すること。こうして、月氏の「羊追い祭」の四日間は始まったのでした。 三百と一人から構成されるという月氏の面々と、その人間関係が興味深い一冊でした。金星について、いろいろと断片的な情報は出てきましたが、正体は相変わらず謎のまま。また、月氏は砂鉄が属する傭兵集団ということで、砂鉄の過去や金星特急に乗り込んだ理由がいろいろと明らかになりました。ユースタスもある秘密が明らかになりましたが、同時に謎が増えてます。そして極めつけは錆丸。彼は一体何者なのか? といったところで以下次巻です。
金星特急 4
[著者] 嬉野君 [イラスト] 高山しのぶ
[出版] ウィングス文庫新書館
[ISBN] 978-4-403-54168-1
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シリーズ第4巻。月氏の「羊追い祭」をなんとか生き延びた錆丸。しかし彼は、スクープを狙うマスコミによってさらわれてしまいます。金星特急の発車時刻までに戻ることは不可能となった錆丸の運命は……? 一方、金星特急の車内では、錆丸を見つけられなかった砂鉄とユースタスが、アルベルトとともに発車時刻を迎えたのでした。 錆丸の謎がまた一つ増え、ユースタスのある秘密が明らかに。世界各地の「金星堂」で起こっているある異変、日本から金星特急を追うある人々、あちこちに顔を出す純国語普及委員会(純国普)の動きなど、いろいろ絡み合った展開ですが、その全貌はまだ見えてきていません。
金星特急 5
[著者] 嬉野君 [イラスト] 高山しのぶ
[出版] ウィングス文庫新書館
[ISBN] 978-4-403-54177-3
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シリーズ第5巻。月氏を護衛に雇って金星特急を追う錆丸、彼を捕らえようとする別の戦闘集団と、その背後の純国語普及委員会。一方、金星特急から降ろされてしまった砂鉄やユースタスたちも、金星特急の目的地を目指します。そしてある場所で、「金星」がついに姿を現したのでした。 金星特急を追う錆丸と三月と夏草、砂鉄とユースタスとアルベルト、別ルートでミヤザキと伊織に暁玲、ロサンゼルスである任務遂行中の雷鳥と無名、そしてどこか分からない場所の「金星」と、あちこちでストーリー同時進行中です。今後一気にこれらが集束するのでしょうか? 次が楽しみです。
金星特急 6
[著者] 嬉野君 [イラスト] 高山しのぶ
[出版] ウィングス文庫新書館
[ISBN] 978-4-403-54180-3
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シリーズ第6巻。グラナダの地にたどり着き、金星特急の到着を待つ錆丸。さらに砂鉄とユースタスとアルベルトをはじめ、別ルートで行動していた人たちが次々に集結。一方、金星と彼女の元に集められた少女たちは、この世でない場所からそれを見つめていたのでした。そんな中、グラナダの地に迫る戦争の危機。錆丸は、戦争を止めるためとんでもない計画を思いついたのでした。 クライマックス突入準備完了の第6巻。クラナダに集結した仲間たち、次第に明かされる金星の素顔、純国普とバベルの一族の関係など、様々な伏線や謎のつながりが見えてきました。それらは最終巻の次巻で一気に明らかになるのでしょう。
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