闇魔術師ネフィリス
タイトルの通り闇の魔術、それも死霊を操る死霊術師ネフィリスが主人公のファンタジーです。裏切りの代償として友と妻による命をかけた呪詛を受け、さらには自らの娘を殺したという過去を持つ彼は、ある目的のために放浪の旅を続けています。こんな彼が立ち寄ったのが、領主が病に倒れ、その娘リリティアが領主代行を務める街ファルヴァース。しかしこの街では、住民同士の衝突が激化しつつあり、その裏には、謎めいた「魔女」の暗躍がありました。ネフィリスはなりゆきから「魔女」と対決することになるのですが……。タイトルの通り「悪意」がキーワード。それはもう最初から終わりのほうまでドロドロと……。が、ネフィリスが「予想より」優しかったりしてちょっと意外でした。それを知るのはリリティアと、何故かネフィリスにつきまとっている猫の民ルーニャぐらいなんですが……。
闇魔術師ネフィリス 悪意の街
- [出版] スニーカー文庫(角川書店)
- [ISBN] 978-4-04-425001-0
闇魔術師ネフィリス 聖なる暗黒
- [出版] スニーカー文庫(角川書店)
- [ISBN] 978-4-04-425002-7
- シリーズ2巻目。「闇乙女」なる風習が存在する謎の村が舞台です。今回もドロドロしてます。