裏切りへの贈り物
裏切りへの贈り物- [出版] Ｘ文庫ホワイトハート（講談社）
- [ISBN] 978-4-06-255763-4
- 小王たちの群雄割拠で治められてきた地エリアルドが、侵略者ベラント人の支配下に入り始めて百年後。ベラント人と手を結んだ小王トゥルベク家により領地を奪われたアニェック家の姫君メイヴェが主人公です。トゥルベク家の婚約者ダーモットにより軟禁されていたメイヴェは、旅人から金を奪って街から逃げ出すことを計画。ところが彼女が言葉巧みに誘い込んだ二人連れ、青年ルーフィスと少年ディアンはほとんど無一文で、さらに少年ディアンは人間ではなく魔物でした。聖職者だったルーフィスは、ディアンに人殺しをさせないために、ともに旅をしていたのです。これを知ったメイヴェは、ディアンの正体を街の人々にばらすと脅迫、今やトゥルベク家のものとなった領主の城への侵入を手伝わせることにします。しかし、メイヴェの頭にあった計画は、青年ルーフィスをおとりにするというものだったのでした。 メイヴェの性格（決して善人とは言えない）がポイントですね。
懺悔の城- [出版] Ｘ文庫ホワイトハート（講談社）
- [ISBN] 978-4-06-255808-2
