十波妙子 (更新終了)

裁きの血シリーズ

正式なシリーズタイトルは不明。各巻で話はひと区切りついていますが、ネタバレの関係上、以下の順に読むことをおすすめします。

裁きの血
[著者] 十波妙子
[出版] ウィングスコミックス新書館
[ISBN] 978-4-403-61550-4
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王城でのみ栽培されているという「不死の薬草」を使い続けない限り、二十五年程度しか生きられない運命にあるカストラル王国の人々。その薬草を盗み出すために王城に忍び込んで捕まりそうになった少年ビスキューは、そこで青い血をもつ「お姫さま」に助けられます。それから十年後、騎士となり、お姫さまを探して王城へとやってきたビスキューが見たものは、自らを傷つけ、その青い血で「不死の薬草」を育てる若き王エルドラの姿でした。そして、驚くビスキューにエルドラが語ったのは、「不死の薬草」を得るために七百年前に行った契約と、その証である青い血の話でした……。
誠実な詐欺師
[著者] 十波妙子
[出版] ウィングスコミックス新書館
[ISBN] 978-4-403-61582-5
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「裁きの血」と同じ世界が舞台です。それを孵化させた者が望む力と姿を持つという「獣石」がキーワード。この「獣石」から生まれた灰色の小さな獣と、彼に「ナイトリー」と名付けた魔法使いロズウェル……後に「裁きの血」で重要な役割を果たす二人(?)の物語です。表題作のほか、番外編「不在の騎士」も収録されています。番外編といいつつ、後の「裁きの血」の重要人物が登場してます。
密約の血
[著者] 十波妙子
[出版] ウィングスコミックス新書館
[ISBN] 978-4-403-61627-3
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「裁きの血」の続編です。「寿命」が近づくビスキューが向かうのは、役目を終えた騎士と魔法使いの終の棲家と伝えられるベクレルの地。不思議な箱の生き物に導かれ、ベクレルにたどり着いたビスキューが見たものは、「獣石」を身ごもった一頭の龍でした。そして、その「獣石」にはまだ「命が宿っていない」と聞かされたビスキューは……?
名残の花
[著者] 十波妙子
[出版] ウィングスコミックス新書館
[ISBN] 978-4-403-61705-8
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獣石から剣を作り出した報酬として、大魔法使いから花を咲かせる力を授かったと伝えられる伝説の石細工師ロスタム。ハイドロキアの地で、手品を魔法と偽って売り歩く、ひとりぼっちのエーレは、自ら「ロスタムの血を継ぐ者」と名乗り、夏至の夜に現れるという大魔法使いを待ち続けます。そんな彼女を見守るのは、「七つ頭の子」と「灰色はがねのおちびさん」……。やがて「裁きの血」へと続いていく、魔法使いになりたかったエーレの物語です。
予言の獣 1
[著者] 十波妙子
[出版] ウィングスコミックス新書館
[ISBN] 978-4-403-61818-5
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シリーズ5作目の第1巻。魔法使いとはぐれてしまったナイトリーは、森を出た緑の髪の精霊サーシアと出会います。そして、魔法使いを求めるナイトリーと、「獣石の騎士」を求めるサーシアの放浪が始まったのでした。
予言の獣 2
[著者] 十波妙子
[出版] ウィングスコミックス新書館
[ISBN] 978-4-403-61834-5
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シリーズ5作目の第2巻。人間の王に嫁ぐはずだった精霊サーシア。その約束を破って森を出て、ナイトリーと共に彷徨うサーシアのもとに、人間の追手が迫ります。この時サーシアが下した決断とは?
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