レイティアの涙
瞳に宝石を宿した少年ユーザと、背に翼を持つ翔翼人の姉弟の冒険譚です。ユーザは、女神レイティアの怒りに触れたために色彩を失い、周囲の世界から閉ざされた王国フェネルスティの王子であり、女神レイティアを欺いた故に過酷な転生を繰り返す宿命に、一千年もの間囚われていました。また、翔翼人の姉弟、ユリエとカイは、同族すべてを凍りついた大地の中に失い、たった二人で大陸を放浪していました。ユリエとカイは、伝説の宝石「レイティアの涙」を求めて、フェネルスティ王国に空から侵入し、ユーザと出会います。そして、ユリエとカイの翼を見たユーザは、宿命の鎖を断ち切ることを決意します。しかし、それはフェネルスティ王国の解放と滅亡を意味していたのでした……。こうしてユーザ、ユリエ、カイの、新たな苦難の旅が始まります。彼らはいったい、どこへ向かうのでしょうか? 全体を通して黄昏の暗さのような雰囲気の、哀しくも美しい物語です。なお、1巻だけである程度まとまった話になっています。ユーザ解放の場面は、涙なしには語れません。
レイティアの涙
- [出版] コバルト文庫(集英社)
- [ISBN] 978-4-08-611813-2
白き乙女
- [出版] コバルト文庫(集英社)
- [ISBN] 978-4-08-611860-6
氷の柩
- [出版] コバルト文庫(集英社)
- [ISBN] 978-4-08-614037-9
黄昏の館
- [出版] コバルト文庫(集英社)
- [ISBN] 978-4-08-614071-3
海風の笛
- [出版] コバルト文庫(集英社)
- [ISBN] 978-4-08-614109-3
折れた翼
- [出版] コバルト文庫(集英社)
- [ISBN] 978-4-08-614286-1
姫君と婚約者
少女アリィシアは、その性格から「奇姫」と呼ばれているディアゴール王国の末姫。ある日、ディアゴール王国に突如として危機が訪れます。そして、その危機を回避できるのは、人間嫌いの謎の魔法使いガルディアのみ。そこで(?)奇姫アリィシアは、この魔法使いと政略結婚させられることになったのでした。しかし相手は大の人間嫌い。婚約など出来るのでしょうか? いきあたりばったりのドタバタ(おもな原因はアリィシアの性格)が楽しいシリーズです。
姫君と婚約者
- [出版] コバルト文庫(集英社)
- [ISBN] 978-4-08-614141-3
姫君と婚約者 2
- [出版] コバルト文庫(集英社)
- [ISBN] 978-4-08-614162-8
姫君と婚約者 3
- [出版] コバルト文庫(集英社)
- [ISBN] 978-4-08-614192-5
姫君と婚約者 4
- [出版] コバルト文庫(集英社)
- [ISBN] 978-4-08-614224-3
姫君と婚約者 5
- [出版] コバルト文庫(集英社)
- [ISBN] 978-4-08-614308-0
姫君と婚約者 6
- [出版] コバルト文庫(集英社)
- [ISBN] 978-4-08-614319-6
姫君と婚約者 7
- [出版] コバルト文庫(集英社)
- [ISBN] 978-4-08-614359-2
姫君と婚約者 8
- [出版] コバルト文庫(集英社)
- [ISBN] 978-4-08-614392-9
姫君と婚約者 9
- [出版] コバルト文庫(集英社)
- [ISBN] 978-4-08-614413-1
姫君と婚約者 10
- [出版] コバルト文庫(集英社)
- [ISBN] 978-4-08-614490-2
姫君と婚約者 11
- [出版] コバルト文庫(集英社)
- [ISBN] 978-4-08-614524-4
星のカーニバル
- [出版] コバルト文庫(集英社)
- [ISBN] 978-4-08-614565-7
姫君と婚約者 12
- [出版] コバルト文庫(集英社)
- [ISBN] 978-4-08-614640-1
純情少年物語
名門貴族オディエント家の跡取りとして育てられた少年アシュネ。しかし、アシュネは実は、かつてオディエント家で働いていた使用人、エシュローラの息子であり、生まれたときに本当のオディエント家の跡取り息子、エルドラと取り替えられていたのでした。アシュネが十二歳になったとき、エシュローラの遺言からこの事実は発覚し、アシュネとエルドラは本来の場所へと戻される事になります。そして、今にも崩れそうな古い家でアシュネを待っていたのは、飲んだくれの父親と、アシュネを兄として認めようとしない弟たちだったのでした。こうして、アシュネの苦難が始まってから二年後……。アシュネは偶然、かつてオディエント家から縁談を持ち掛けたことがあった、貴族の令嬢リーズと再会します。しかしこの再会は、後にひとつの悲劇を巻き起こすことになるのですが……。身分と、大人たちの都合に翻弄される、アシュネ、エルドラ、そしてリーズには、どのような未来が待ちうけているのでしょうか? ところで、タイトルの「純情少年」って、アシュネとエルドラのことでしょうけど、アシュネもエルドラも、「純情」とは程遠い性格をしてます。アシュネとエルドラは、正反対の性格をしているように見えて、どことなく似ている……という感じですね(ちなみに一番純情なのはリーズだと思います)。
純情少年物語 アシュネの章
- [出版] コバルト文庫(集英社)
- [ISBN] 978-4-08-614446-9
純情少年物語 エルドラの章
- [出版] コバルト文庫(集英社)
- [ISBN] 978-4-08-614464-3
純情少年物語 最終章
- [出版] コバルト文庫(集英社)
- [ISBN] 978-4-08-614611-1
レヴィローズの指輪
「炎の王子」と呼ばれる精霊を宿した指輪と、それを受け継ぐ一族をめぐる物語。主人公は、いきあたりばったりで単純だけれども真面目な性格の少女ジャスティーンです。孤児だったのが、実は貴族の娘だったということで、「変なお城」に引き取られたジャスティーン。彼女がそこで見たものは……?
主人公ジャスティーンや「火の玉娘」ダリィの性格のせいか、各巻の冒頭はわりとコミカルですが、宝玉に関わる魔術師たちの(どろどろした)思惑が絡んで救いのない展開も多く、重苦しい雰囲気のシリーズです。
レヴィローズの指輪
- [出版] コバルト文庫(集英社)
- [ISBN] 978-4-08-614820-7
レヴィローズの指輪 ジェリーブルーの宝玉
- [出版] コバルト文庫(集英社)
- [ISBN] 978-4-08-614856-6
レヴィローズの指輪 闇の中の眠り姫
- [出版] コバルト文庫(集英社)
- [ISBN] 978-4-08-600004-8
レヴィローズの指輪 幽霊屋敷と風の宝玉
- [出版] コバルト文庫(集英社)
- [ISBN] 978-4-08-600057-4
レヴィローズの指輪 シャンレインの石
- [出版] コバルト文庫(集英社)
- [ISBN] 978-4-08-600094-9
レヴィローズの指輪 ルファーヌ家の秘密
- [出版] コバルト文庫(集英社)
- [ISBN] 978-4-08-600135-9
レヴィローズの指輪 グレデュースの鎖
- [出版] コバルト文庫(集英社)
- [ISBN] 978-4-08-600180-9
レヴィローズの指輪 紅の封印
- [出版] コバルト文庫(集英社)
- [ISBN] 978-4-08-600207-3
レヴィローズの指輪 エルカーヴァの種
- [出版] コバルト文庫(集英社)
- [ISBN] 978-4-08-600242-4
レヴィローズの指輪 宝玉泥棒
- [出版] コバルト文庫(集英社)
- [ISBN] 978-4-08-600286-8
レヴィローズの指輪 夜の魔術師
- [出版] コバルト文庫(集英社)
- [ISBN] 978-4-08-600339-1
レヴィローズの指輪 リルファーレの冠
- [出版] コバルト文庫(集英社)
- [ISBN] 978-4-08-600385-8
レヴィローズの指輪 奈落の女王
- [出版] コバルト文庫(集英社)
- [ISBN] 978-4-08-600426-8
レヴィローズの指輪 ローティアスの天秤
- [出版] コバルト文庫(集英社)
- [ISBN] 978-4-08-600470-1
レヴィローズの指輪 夜明けのオルドール
- [出版] コバルト文庫(集英社)
- [ISBN] 978-4-08-600530-2
レヴィローズの指輪 薔薇の終焉
- [出版] コバルト文庫(集英社)
- [ISBN] 978-4-08-600570-8
レヴィローズの指輪 最後の遺産
- [出版] コバルト文庫(集英社)
- [ISBN] 978-4-08-600626-2
レヴィローズの指輪 黎明の欠片
- [出版] コバルト文庫(集英社)
- [ISBN] 978-4-08-600694-1
レヴィローズの指輪 彼方の約束
- [出版] コバルト文庫(集英社)
- [ISBN] 978-4-08-600897-6
月の裏側へ渡る船
大きな家にたったひとりで暮らしている少年アキオクのもとに現れた少女エリス。彼女は、未完成の絵を残して家を出たアキオクの父に用があるというのです。そして、エリスが姿を現したのは、その未完成の絵が置いてある部屋であり、その絵に描かれていたのは、病死したアキオクの兄の姿でした。この少女エリスの目的とは……? 未完成の絵を「舞台」にした単発作品です。
月の裏側へ渡る船
- [出版] コバルト文庫(集英社)
- [ISBN] 978-4-08-614738-5