縞田理理 (更新終了)

霧の日にはラノンが視える

「七番目に生まれた子供は妖精に呪われ正気を失う」という伝承がある田舎で七番目に生まれた少年ラムジーは、叔父の遺言を頼りに呪いを解く鍵を求めてロンドンへとやってきます。そこで彼が出会ったのが、「ラノン」と呼ばれる異世界から追放された王子で、霜の色の瞳を持つ青年ジャック。ロンドンはラノンにとっての流刑地であり、こちら側に落とされたラノン人たちは「妖精」と呼ばれる存在になっていたのでした。ひとしきりの騒動の末に「呪い」の原因と対策が判明し、ラノン人たちの組織「在外ラノン人同盟」にも認められて、ロンドンで暮らし始めたラムジー。しかし、彼とその友人たちの平穏な日常は、ラノンから逃亡してきた大魔術者フィアカラにより破られます。そして、ラムジーの故郷クリップフォードに隠された秘密をめぐって、ジャックたちとフィアカラとの戦いが始まったのでした。

ロンドンを主な舞台にした現代妖精譚で、全4巻完結です。

霧の日にはラノンが視える
[著者] 縞田理理 [イラスト] ねぎしきょうこ
[出版] ウィングス文庫新書館
[ISBN] 978-4-403-54068-4
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霧の日にはラノンが視える 2
[著者] 縞田理理 [イラスト] ねぎしきょうこ
[出版] ウィングス文庫新書館
[ISBN] 978-4-403-54080-6
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霧の日にはラノンが視える 3
[著者] 縞田理理 [イラスト] ねぎしきょうこ
[出版] ウィングス文庫新書館
[ISBN] 978-4-403-54091-2
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霧の日にはラノンが視える 4
[著者] 縞田理理 [イラスト] ねぎしきょうこ
[出版] ウィングス文庫新書館
[ISBN] 978-4-403-54092-9
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裏庭で影がまどろむ昼下がり

裏庭で影がまどろむ昼下がり
[著者] 縞田理理 [イラスト] 門地かおり
[出版] ウィングス文庫新書館
[ISBN] 978-4-403-54098-1
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母親似の天使のような美貌ながら「レディー」とか「エンジェル」というあだ名が大嫌いな少年テル。彼は地下組織の麻薬を盗んで追われ、マネキンのようにのっぺりとした男ハーパーが店主の神秘グッズショップ「水銀の秘密」に逃げ込みます。しかしそこにも追手は迫って店主ハーパーを撃ち殺し、絶体絶命のテル。しかしハーパーは再び目を開き、テルの命を救ったのでした。こうして始まる、人間が大好きな妖精と少年テルとの交流の物語です。 基本的にほのぼのした話ですが、第1話だけはちょっとエグいので注意。人間に化けきれていないハーパーが不気味に可愛いです(笑)。

モンスターズ・イン・パラダイス

モンスターズ・イン・パラダイス 1
[著者] 縞田理理 [イラスト] 山田睦月
[出版] ウィングス文庫新書館
[ISBN] 978-4-403-54109-4
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モンスターズ・イン・パラダイス 2
[著者] 縞田理理 [イラスト] 山田睦月
[出版] ウィングス文庫新書館
[ISBN] 978-4-403-54116-2
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モンスターズ・イン・パラダイス 3
[著者] 縞田理理 [イラスト] 山田睦月
[出版] ウィングス文庫新書館
[ISBN] 978-4-403-54125-4
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竜の夢見る街で

竜の夢見る街で 1
[著者] 縞田理理 [イラスト] 樹要
[出版] ウィングス文庫新書館
[ISBN] 978-4-403-54133-9
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「小説ウィングス」掲載作の文庫第1巻。雑誌掲載2回分+書き下ろし短編1本が収録されています。現代イギリスが舞台のファンタジーで、童顔の駆け出し記者コリンが出会った謎の美青年の正体をめぐる話です。あと、コリンが暮らしているアパートの住人にも秘密がいろいろありそうで、書き下ろし短編がその話でした。他の住人の話も読んでみたいところです(書き下ろし短編に期待?)。
竜の夢見る街で 2
[著者] 縞田理理 [イラスト] 樹要
[出版] ウィングス文庫新書館
[ISBN] 978-4-403-54142-1
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季刊の「小説ウィングス」に連載中のシリーズの文庫第2巻です。ランプトンの正体と事情がいろいろと出てきました。同時に、テラスの住人達の個性的な素顔も次第に見えてきて興味深いです。
竜の夢見る街で 3
[著者] 縞田理理 [イラスト] 樹要
[出版] ウィングス文庫新書館
[ISBN] 978-4-403-54154-4
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季刊の「小説ウィングス」に連載されていたシリーズ文庫第3巻で最終巻です。ドラゴンのキャスパーと魔法使いケヴィンの秘密や、アシュトン・テラスの人々の人間関係などが、一気に解決してシリーズ完結です。また、書き下ろしの短編は後日談となるコリンの結婚式。これまでに関わってきた人々に囲まれて、素晴らしい結婚式になりました。
http://www.matsubokkuri.net