志麻友紀 (更新終了)

ローゼンクロイツ

ローゼンクロイツ 仮面の貴婦人
[著者] 志麻友紀 [イラスト] さいとうちほ
[出版] ビーンズ文庫角川書店
[ISBN] 978-4-04-445101-1
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ファーレン帝国を騒がす怪盗ローゼンクロイツ。その正体は、皇帝の愛妾であるハノーヴァー侯爵夫人が、前夫との間に生んだ子セシル。十七歳になったセシルは、毒殺された妹の身代わりとして、隣国アキテーヌの宰相オスカーのもとに嫁ぐことになります。妹を殺した犯人を見つけ出せ、との母親の命を受けて……。が、セシルには、一部の者しか知らない大きな秘密がありました。セシルは男だったのです……。何はともあれ(?)、「黒公爵」とも呼ばれているオスカーのもとに輿入れしたセシル。彼の作戦は、「冷ややかな態度で夫を辟易とさせて寝台を共にせず、時間を稼ぐ」というものでしたが、「花嫁は偽者」というオスカー宛ての差出人不明の手紙により、あっさり失敗に終わってしまいます。しかし、セシルの性別を知ったオスカーは、驚きながらもその事実を公表することはせず、セシルを妻として扱おうとします。このオスカーの態度にとまどいつつもセシルは、怪盗ローゼンクロイツとして、本来の目的である妹殺しの犯人を捜し始めたのでしたが……。
ローゼンクロイツ アルビオンの騎士 前編
[著者] 志麻友紀 [イラスト] さいとうちほ
[出版] ビーンズ文庫角川書店
[ISBN] 978-4-04-445102-8
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大陸進出をもくろむ、島国アルビオンの皇太子ヴァンダリスは、黒鷲卿と名乗る謎めいた人物の協力のもと、アキテーヌ公妃であるセシルの誘拐を企てます。「怪盗ローゼンクロイツの偽者」を使って行われたその企みにはまり、セシルは囚われの身となって、アルビオンへと連れ去られてしまったのでした。 月並みではありますが、セシルの正体を知った時のヴァンダリスの反応が楽しいです(笑)。
ローゼンクロイツ アルビオンの騎士 後編
[著者] 志麻友紀 [イラスト] さいとうちほ
[出版] ビーンズ文庫角川書店
[ISBN] 978-4-04-445103-5
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黒鷲卿の企みにはまり、アルビオンへと連れ去られてしまったアキテーヌ公妃セシル。これに対しオスカーは、公妃救出のためにアルビオンへの潜入を試みます。一方ヴァンダリスは、セシルの正体を知って衝撃を受けつつも、セシルにひかれ始めていたのでした。 アルビオンの首都ドーンにて、オスカーとその協力者たちによって繰り広げられるセシル救出の大騒動が爽快でした。
ローゼンクロイツ エーベルハイトの公女
[著者] 志麻友紀 [イラスト] さいとうちほ
[出版] ビーンズ文庫角川書店
[ISBN] 978-4-04-445104-2
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小国でありながらも巧みな外交で独立を保ってきたエーベルハイト公国。急逝(毒殺された?)した父にかわって国主となった十歳の姫君マルガリーテは、国益のためにアキテーヌの少年王ルネと婚約することを決意します。が、ファーレン帝国のハノーヴァー侯爵夫人(セシルの母親)も、エーベルハイト公国を狙っており、その手の者によってマルガリーテは誘拐されてしまったのでした。これを知ったセシルは怪盗ローゼンクロイツとして、マルガリーテ救出のために宮廷を飛び出してしまい、オスカーも仕方なくその後を追うことに……。そこにオスカーの宿敵アルマンや、マルガリーテの命を狙う革命勢力なども加わって、国境地帯でマルガリーテをめぐる騒動が繰り広げられることになってしまったのでした。 今回のハノーヴァー侯爵夫人って、事件の首謀者なんですけど踏んだり蹴ったり(笑)。やっぱりセシルを放ってはおけないオスカー、問答無用強行突破のピネ、短い初恋のマルガリーテ、真実を知ってるのかそれとも壮大な勘違いをしているのかわからないルネ、恋煩いのヴァンダリスなど、周辺登場人物も楽しいです。
ローゼンクロイツ・プレザン 4つの変奏曲
[著者] 志麻友紀 [イラスト] さいとうちほ
[出版] ビーンズ文庫角川書店
[ISBN] 978-4-04-445105-9
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短編4本収録のシリーズ番外編です。
「ボルサ事件」
セシルの母親マリーがオイスタッハ伯爵夫人に陥れられそうになったのを、セシルが阻止した一件に絡んで、実はセシルはオスカーと出会っていた、という話。オスカーに捕まった直後のセシルが可愛いです。
「白い手の貴婦人」
オスカーが見世物小屋から一人の少年を買い取った話、その少年が、オスカーの母親イレーヌによって「ピネ」と名付けられたときの話です。イレーヌを「捨てた」父親に対する憎しみを次第に募らせていく、少年時代のオスカーの話でもあります。
「ウポロス ―野望の竜―」
少年時代、王の子ではあっても後ろ盾のなかったオスカーが、やがて宰相となり、隣国と通じたコンティ王子を退け、市民を味方にルネ少年王を誕生させるという偉業を為し遂げた影で、アルマンの野望が少しずつ育っていく話です。
「ラヴィアンローゼ」
オスカーとセシル、二人きりの休暇。甘々です。
ローゼンクロイツ 黄金の都のスルタン
[著者] 志麻友紀 [イラスト] さいとうちほ
[出版] ビーンズ文庫角川書店
[ISBN] 978-4-04-445106-6
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渋るオスカーをなんとか説得して出かけたカーニバルで、うかつにも人さらいに連れ去られてしまったセシル。麻薬と催眠術で記憶を奪われたセシルは、奴隷商によって、東大陸の帝国ナセルダランの若きスルタンであるファルザードに献上されてしまいます。そしてその影には、策士アルマンの姿があったのでした。しかもファルザードは、セシルの中にかつて愛した少女の姿を見つけてしまい、セシルをその少女の名で呼んで側室として迎え入れることに……。 今回の舞台はハレムです。ファルザードの反応もやっぱり……。
ローゼンクロイツ 蒼き迷宮のスルタン
[著者] 志麻友紀 [イラスト] さいとうちほ
[出版] ビーンズ文庫角川書店
[ISBN] 978-4-04-445107-3
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突如、セシルをスルタン妃とすることを宣言したファルザード。これに対し、ファルザードを毛嫌いしている皇太后はアルマンにそそのかされ、ファルザードを廃しようと陰謀をめぐらせます。一方オスカーは、エーベルハイトのファーン&サラの協力のもと、セシル奪還へと乗り出したのでした。 ラストの哀愁漂うファルザードが良いです(笑)。
ローゼンクロイツ 緋色の枢機卿
[著者] 志麻友紀 [イラスト] さいとうちほ
[出版] ビーンズ文庫角川書店
[ISBN] 978-4-04-445108-0
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突如、「魔女」として告発されたハノーヴァー公爵夫人マリーとその娘(?)セシル。この噂は一気に拡大し、マリーが謹慎に追い込まれる一方、アキテーヌでは、モンフォール公オスカーをたぶらかす魔女としてセシルが民衆に罵られるようになっていきます。そして、この騒動の影には、美貌を武器に法王の寵愛を受けてのし上がってきた枢機卿フェルナンドがいました。セシルの秘密を知る彼によって、マリーとセシルは窮地に立たされることに……。 クライマックスの魔女裁判、マリー&セシルの感動的シーン(笑)が見所です。
ローゼンクロイツ カレリヤンブルクの冬宮
[著者] 志麻友紀 [イラスト] さいとうちほ
[出版] ビーンズ文庫角川書店
[ISBN] 978-4-04-445109-7
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北の大国ルーシーを訪問中、遊覧船の爆破によってルーシーの皇太子とともに行方不明となったオスカー。彼の身を案じて単身でルーシーへと向かったセシルは、雪の中で行き倒れてしまったところをミーシャと名乗る(熊のような)男に助けられます。そして、彼とともにルーシーの帝都に入ったセシルは、そこで身ごもったルーシー皇女アレクサンドラと、その隣に寄り添うオスカーの姿を見たのでした。 この巻よりシリーズの終盤に突入。ところで今回登場のミーシャは最初からセシルが男だと知っていたのですが、やっぱり最後では……。
ローゼンクロイツ ナセルダランの嵐
[著者] 志麻友紀 [イラスト] さいとうちほ
[出版] ビーンズ文庫角川書店
[ISBN] 978-4-04-445110-3
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突如ファーレンへの侵攻を開始した、ファルザード率いるナセルダラン。これに対し、オスカーとセシルはアキテーヌの援軍を率いてファーレンの帝都に入ります。そして、そこで行われたマリーの演出による派手な宴のさなか、ファルザードからの降伏勧告状を携えてアルマンが姿を現したのでした。 アルマンの陰謀の全体像が見えてきた……? セシルが描いたという風刺画を見てみたいです(髭のマリーにドレスのヴェルナー)。
ローゼンクロイツ 黒鷲卿の陰謀
[著者] 志麻友紀 [イラスト] さいとうちほ
[出版] ビーンズ文庫角川書店
[ISBN] 978-4-04-445111-0
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アルマンの陰謀により危機的状況に陥ったセシルとオスカー。離ればなれになった彼らは、事態を打開すべくそれぞれ行動を起こします。一方ファーレン帝国でも、アルマンの陰謀を打ち破るべくマリーが最後の賭に出ようとしていました。そしてアキテーヌでは、アルマンがその陰謀の仕上げを……。 ……だからアルマンなんか信用したらいけないんです、という感じの本編最終巻の一つ前。ところで今回はファーンがセシルの正体を……(笑)。
ローゼンクロイツ 永遠なる王都
[著者] 志麻友紀 [イラスト] さいとうちほ
[出版] ビーンズ文庫角川書店
[ISBN] 978-4-04-445112-7
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王都アンジェを手中に収めたアルマンと、彼のもとに囚われたセシル。一方、王都を脱出した少年王ルネはオスカーと合流、同じく王都を脱出したヴァンダリスと同盟を成立させます。そして、決戦の時が迫る中、オスカーのもとにアルマンからの「挑戦状」が届いたのでした。やがて訪れた総攻撃の時刻、アキテーヌ軍の中にオスカーの姿は無く……?
ローゼンクロイツ・プレザン Grand Amour
[著者] 志麻友紀 さいとうちほ
[出版] ビーンズ文庫角川書店
[ISBN] 978-4-04-445113-4
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シリーズ完結記念の企画本。名場面集、コミック、イラスト集、著者インタビュー、シリーズ短編などが収録されています。
「Futur Brillant 〜輝かしい未来〜」
国王ルネとの結婚式の直前、突然婚約を解消したいと言い出したマルガリーテ。彼らの悩み(?)を聞くことになったセシルの話です。
カバーイラストの主役二人の後ろ、4頭身ヴァンダリスとファルザードが可愛いです。
ローゼンクロイツ・プレザン 2人のノワール
[著者] 志麻友紀 [イラスト] さいとうちほ
[出版] ビーンズ文庫角川書店
[ISBN] 978-4-04-445114-1
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シリーズの最後となる短編集です。
「二人のノワール」
かつて、ノワール(黒薔薇)と呼ばれていた娼婦シノンの依頼で、ローゼンクロイツとして一仕事することになったセシル。彼はシノンに対して、ついてきたオスカーを相棒の「ノワール」と紹介します。
「シュザンナの休日」
セシルにお休みをもらったシュザンナと、オスカーにお休みをもらったピネの話です。
「3枚の金貨」
おしのびで街に出たルネやセシルたちが巻き込まれた事件。その解決に「黒衣の」ローゼンクロイツが活躍します。
「黄金の十字架」
十五歳で母マリーの手の中から飛び出したセシル。怪盗ローゼンクロイツの誕生秘話です。
やっぱりルネって「全部」知っていると思う……(笑)。

マスケティア・ルージュ

マスケティア・ルージュ 深紅の銃士
[著者] 志麻友紀 [イラスト] さいとうちほ
[出版] ビーンズ文庫角川書店
[ISBN] 978-4-04-445115-8
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マスケティア・ルージュ 白の王妃
[著者] 志麻友紀 [イラスト] さいとうちほ
[出版] ビーンズ文庫角川書店
[ISBN] 978-4-04-445116-5
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マスケティア・ルージュ 銀の聖騎士隊
[著者] 志麻友紀 [イラスト] さいとうちほ
[出版] ビーンズ文庫角川書店
[ISBN] 978-4-04-445118-9
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マスケティア・ルージュ 亡国の公女
[著者] 志麻友紀 [イラスト] さいとうちほ
[出版] ビーンズ文庫角川書店
[ISBN] 978-4-04-445119-6
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マスケティア・ルージュ 金獅子の枢機卿
[著者] 志麻友紀 [イラスト] さいとうちほ
[出版] ビーンズ文庫角川書店
[ISBN] 978-4-04-445120-2
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マスケティア・ルージュ 公子の帝宮
[著者] 志麻友紀 [イラスト] さいとうちほ
[出版] ビーンズ文庫角川書店
[ISBN] 978-4-04-445121-9
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マスケティア・ルージュ 虹色の宝石箱
[著者] 志麻友紀 [イラスト] さいとうちほ
[出版] ビーンズ文庫角川書店
[ISBN] 978-4-04-445122-6
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マスケティア・ルージュ 虚飾の婚礼
[著者] 志麻友紀 [イラスト] さいとうちほ
[出版] ビーンズ文庫角川書店
[ISBN] 978-4-04-445123-3
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マスケティア・ルージュ 永遠への凱旋
[著者] 志麻友紀 [イラスト] さいとうちほ
[出版] ビーンズ文庫角川書店
[ISBN] 978-4-04-445124-0
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神父と悪魔

神父と悪魔 カープト・レーギスの吸血鬼
[著者] 志麻友紀 [イラスト] スエカネクミコ
[出版] B's-LOG文庫エンターブレイン
[ISBN] 978-4-7577-3011-3
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若くて美貌で優しく人当たりが良くて教区の人々に人気の神父さまだけど、実は強烈な猫かぶりの祓魔師ヴェドリック。ある事情から吸血鬼の噂がある古い町へと左遷された彼に、興味を覚えたのか妙な悪魔アンシャールが忍び寄ります。なぜかメイド姿で教会に居着いたアンシャールに反発するのが、ヴェドリックの守護天使オフィエルですが、少なくとも口ではアンシャールに押され気味。こんな彼らが吸血鬼騒ぎに巻き込まれ、事件解決のため奔走する話です。 「へたれ天使」オフィエルが好き(笑)。
神父と悪魔 銀の森の人狼
[著者] 志麻友紀 [イラスト] スエカネクミコ
[出版] B's-LOG文庫エンターブレイン
[ISBN] 978-4-7577-3414-2
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シリーズ第2巻。祓魔師としてど田舎の村へと呼び出されたヴェドリック。荷物持ちの守護天使と、くっついてきた悪魔アンシャールと共にヴェドリックは、人狼騒ぎ解決のため奔走するのでした。 オフィエルは登場人物紹介でも「へたれ天使」にされてしまいました。おまけに○○天使呼ばわり……(笑)。
神父と悪魔 硝子の迷宮の夢魔
[著者] 志麻友紀 [イラスト] スエカネクミコ
[出版] B's-LOG文庫エンターブレイン
[ISBN] 978-4-7577-3647-4
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シリーズ第3巻。ヴェドリックの言動が天界で問題になり、調査のために派遣されてきた天使セラミエルは、ヴェドリックの(へたれ)守護天使オフィエルの「弟」でした。そして、いつものように依頼を受けて、夢魔と対決することになったヴェドリックでしたが、くっついてきたセラミエルが意外な弱点を露呈することに……。 セラミエルはオフィエルより位が上で厳格な天使、と思っていたら、なんか似たもの兄弟という気が(笑)。
神父と悪魔 煉獄の大悪魔
[著者] 志麻友紀 [イラスト] スエカネクミコ
[出版] B's-LOG文庫エンターブレイン
[ISBN] 978-4-7577-3841-6
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シリーズ第4巻。いつの間にかヴェドリックの酒飲み友達になっていた人狼の長サーシャが煉獄に拉致され、魔界法廷に立たされることに。そして、その弁護者に指名されたヴェドリックは罠を承知で煉獄に赴くことになります。 オフィエルの守護天使はいいとして、ヴェドリックの愛人と隠し子も法廷に入れるようです(笑)。
神父と悪魔 惑乱の魔女
[著者] 志麻友紀 [イラスト] スエカネクミコ
[出版] B's-LOG文庫エンターブレイン
[ISBN] 978-4-7577-4255-0
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シリーズ第5巻。大魔女アスタロッテによって身体を女に変えられてしまったヴェドリックたちの、元の身体に戻るための時間制限付き追いかけっこの話です。 最初から最後までほぼ全部ドタバタの1冊でした。尻尾と耳(ネコミミじゃなくて狼耳)を出した「メイドさんサーシャ」が可愛いです(笑)。
神父と悪魔 神の城の死びと使い
[著者] 志麻友紀 [イラスト] スエカネクミコ
[出版] B's-LOG文庫エンターブレイン
[ISBN] 978-4-7577-4478-3
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シリーズ第6巻。次期法王に一通の手紙で呼び出され、「神の城」へと赴くことになったヴェドリック。そこで彼は自らの存在に関わるできごとを目にすることになります。 シリアスな展開のはずなのですが、ヴェドリックのお供がおなじみの面々なので、道中はいつもの漫才になってます。冒頭で新しい呼び名がついてしまった「へたれ天使」ですが、ラストでは見せ場もありました。
神父と悪魔 邪眼の審問官
[著者] 志麻友紀 [イラスト] スエカネクミコ
[出版] B's-LOG文庫エンターブレイン
[ISBN] 978-4-7577-4717-3
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シリーズ第7巻。ヴェドリックの前に現れた謎の神父ケラーとその守護天使セラミエル。アンシャールとケラーの関係が次第に明らかになる一方で、オフィエルはセラミエルとの会話から天に疑念を抱き始め動揺します。 アンシャールの過去がいろいろと出てきましたが、今回のメインはオフィエルかもしれません(……次回に続く)。
神父と悪魔 四葉の双天使
[著者] 志麻友紀 [イラスト] スエカネクミコ
[出版] B's-LOG文庫エンターブレイン
[ISBN] 978-4-7577-4780-7
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シリーズ第8巻。ヴェドリックから離れていった仲間(?)たちでしたが、ヴェドリックへの想いを認識して再び集結。一方、ヴェドリックも自分の過去の一端に触れて復活です。 皆さんパワーアップ(?)して、見せ場があって格好良いです。
神父と悪魔 混沌の神々
[著者] 志麻友紀 [イラスト] スエカネクミコ
[出版] B's-LOG文庫エンターブレイン
[ISBN] 978-4-04-726011-5
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シリーズ第9巻。ヴェドリックがますます人間離れ……というより人間じゃないってな感じになってきました。前巻で皆さんパワーアップしてますが、特にへたれ天使だったオフィエルが強くなってます。それでもどことなくへたれですが……。
神父と悪魔 創生の人間
[著者] 志麻友紀 [イラスト] スエカネクミコ
[出版] B's-LOG文庫エンターブレイン
[ISBN] 978-4-04-726309-3
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シリーズ最終巻。創生の人間の秘密、ヴェドリックとアンシャールの関係が明らかになり、神父と悪魔と、天使と人狼と夢魔は最後の戦いへと赴きます。 最初から最後までドタバタな雰囲気で、掛け合い漫才の楽しい話でした。シリーズ完結です。

セイント・バトラーズ

セイント・バトラーズ 菫の大公と黒の家令
[著者] 志麻友紀 [イラスト] つだみきよ
[出版] ビーンズ文庫角川書店
[ISBN] 978-4-04-445125-7
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建国の英雄で賢者と呼ばれた聖エディスの末裔で、エディス大公家の三十三代目の当主アンドレアは、少女めいた美貌に優秀な頭脳の持ち主で、さらに武道と魔術にも秀でた十六歳の少年ですが、生まれつき体が弱いのが悩みの種。聖エディスの残した家訓により、大公家は王に助言はすれども国政には関わることはなく、優秀な家令や執事のおかげで領地も円滑に動いているため、「何もすることがない」アンドレアの道楽は、王都で起こるやっかいな事件に首を突っ込むこと。こんなアンドレアと、彼に付き合わされて奔走する執事以下五人(かなり個性的)と悪友の伯爵ヒューバードの物語です。 優秀な頭脳のアンドレアですが、自分絡みの恋愛ごとに関しては鈍感なのが微笑ましいです。彼が女王クリスティーナ(九歳)の恋心と、ヒューバードの「すみれ色の恋人」の正体に気づく日は来るのでしょうか?
セイント・バトラーズ 金獅子の伯爵と銀鷲の王
[著者] 志麻友紀 [イラスト] つだみきよ
[出版] ビーンズ文庫角川書店
[ISBN] 978-4-04-445126-4
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シリーズ第2巻。聖エディス王国の建国九九九年祭のさなか、次々と起こる怪異。美貌の少年大公アンドレアは、何者かが「王国に伝わる怪異がすべて起こったとき、当代の王家は滅びる」という言い伝え再現しようとしているのではないかと推測し、調査に乗り出したのでした。 バトラーズの素顔がいろいろと見えてきましたが、特に「金獅子の伯爵」ことヒューバードにスポットが当たった一冊でした。
セイント・バトラーズ 湖の魔術師と光の一角獣
[著者] 志麻友紀 [イラスト] つだみきよ
[出版] ビーンズ文庫角川書店
[ISBN] 978-4-04-445127-1
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シリーズ第3巻。静養のために湖畔の別荘を訪れたアンドレアは、そこで、かつて聖エディスと共にあったというユニコーンと出会います。ブランシェという名のそのユニコーンは、アンドレアの持つ秘密のために、彼を連れ去ろうと目論んでいたのでした。 聖エディスの秘密と、それを受け継ぐアンドレアの宿命、という感じの内容でした。一方、バトラーズについては魔法使いエスターの過去の話が出てきています。一連の事件の黒幕の「素顔」が出てきて以下続巻です。
セイント・バトラーズ 白の子爵と偽りの王冠
[著者] 志麻友紀 [イラスト] つだみきよ
[出版] ビーンズ文庫角川書店
[ISBN] 978-4-04-445128-8
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シリーズ第4巻。建国祭の儀式で現れた亡霊が、最期に残した言葉。それがきっかけとなって、エディス聖王国の女王クリスティーナは偽王であるとの噂が広がり、王宮で反旗を翻す者が現れます。危機に陥ったクリスティーナとアンドレア、ヒューバード。その背後にいたのは、アンドレアとその執事に関わりのある人物だったのでした。 今回はバトラーズの面々の戦闘能力(笑)を堪能できました。一連の事件の背後にいた人物と、アンドレアの執事レイアティーズの関係もポイントです。そして、クリスティーナの秘密を通して、聖エディス王国の異質さのようなものが見えてきた話でした。
セイント・バトラーズ 赤の将軍と琥珀の男爵
[著者] 志麻友紀 [イラスト] つだみきよ
[出版] ビーンズ文庫角川書店
[ISBN] 978-4-04-445129-5
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シリーズ第5巻。元は名門ブラック家出身の将軍でありながら、今はアンドレアに仕える執事補ダグラス。ある理由から軍を退役した彼に、復帰の要請が下ります。今回限りの条件で軍の指揮をとることに同意したダグラスは、なぜか、家令ジンを副官として同行させることを求めます。そして、この件の背後にはやはり「あの」人物の影があったのでした。 今回は執事補ダグラスの過去編で、彼と家令ジンとの関係も明らかになります。また、密かにエスターとマックスの関係も進展してます(喧嘩するほど仲がよい)。さらに、カバーイラストの通り、ジンとヒューバードの真剣勝負もありました。聖エディスの血筋の秘密が見えてきたところで次巻に続きます。
セイント・バトラーズ 東方の剣士と闇の皇帝
[著者] 志麻友紀 [イラスト] つだみきよ
[出版] ビーンズ文庫角川書店
[ISBN] 978-4-04-445130-1
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シリーズ第6巻。アンドレアがヒューバードに告げた事実。それは、賢者エディスの末裔であるエディス大公家が存在する理由でした。東方から来て家令となった男ジンより、東方にうごめく闇の存在を知ったアンドレアは、ヒューバードに王国を任せ、バトラーズとともに東へと旅立つことを決意したのでした。 エディス大公家の秘密が明らかになり、それにジンの過去が絡んで舞台は東方へと移ります。次あたり、シリーズのクライマックスになるのでしょうか? ところで、カバーイラストの通り、成り行きからアンドレアが女装してますが、違和感なく似合ってます。
セイント・バトラーズ 千年の賢者と英雄王
[著者] 志麻友紀 [イラスト] つだみきよ
[出版] ビーンズ文庫角川書店
[ISBN] 978-4-04-445131-8
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シリーズ最終巻。魔王を倒すために千年をかけてきたエディス大公家。その最後の当主となるアンドレアはついに最後の戦いへと赴くのでした。大団円にてシリーズ完結です。

パステルと空飛ぶキャンディ

パステルと空飛ぶキャンディ
[著者] 志麻友紀 [イラスト] 水上カオリ
[出版] 一迅社文庫アイリス一迅社
[ISBN] 978-4-7580-4016-7
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母親を亡くし、修道院で静かに暮らしていた、お菓子作りが大好きな少女パステル。彼女は突然現れた謎の後見人の援助によって、世界のまんなかにあるという学園都市シルスターの、聖マール学園へと入学することになります。そして、学園の「銀の小鳩寮」へ入ることになったパステルを待っていたのは、学園の孤高の少女エリザベス……。 「あしながおじさん」的な後見人ですが、その正体および目的は今のところ謎のままです。パステルには魔法絡みの秘密がありそうなので、それと関係してるかもしれません。他の登場人物にもいろいろ秘密がありそうです。騎士の正体は……(笑)。
http://www.matsubokkuri.net