第三の月の物語 - Tales From Third Moon -
通称「金銀シリーズ」とか「金銀諸国漫遊記」とか呼ばれているシリーズです。かつて三つの月を持っていた、しかし今は黄金と白銀の二つの月しか持たない世界。この地を旅する、それぞれ金と銀の髪を持った二人の美青年がこの物語の主人公です。失われた第三の月こそが彼らの生まれた地であり、かの地においてもこの地は月と呼ばれていました。このシリーズでは長編・短編を織り混ぜて、月のごとき美貌の二人が旅先で出会う様々な出来事について語られます。
金と銀の旅
- [出版] X文庫ホワイトハート(講談社)
銅の貴公子
- [出版] X文庫ホワイトハート(講談社)
極彩の都
- [出版] X文庫ホワイトハート(講談社)
月光の宝珠
- [出版] X文庫ホワイトハート(講談社)
青い都の婚礼
- [出版] X文庫ホワイトハート(講談社)
一角獣の道
- [出版] X文庫ホワイトハート(講談社)
月下の出航
- [出版] X文庫ホワイトハート(講談社)
星と闇の王
- [出版] X文庫ホワイトハート(講談社)
海の真珠
- [出版] X文庫ホワイトハート(講談社)
金色の少年
- [出版] X文庫ホワイトハート(講談社)
茜の大陸
- [出版] X文庫ホワイトハート(講談社)
神聖王国の虜
- [出版] X文庫ホワイトハート(講談社)
密林の聖獣
- [出版] X文庫ホワイトハート(講談社)
女神の祝祭日
- [出版] X文庫ホワイトハート(講談社)
魔術師の弟子 上
- [出版] X文庫ホワイトハート(講談社)
魔術師の弟子 下
- [出版] X文庫ホワイトハート(講談社)
新緑の騎士
- [出版] X文庫ホワイトハート(講談社)
石像はささやく
- [出版] X文庫ホワイトハート(講談社)
千年王国ラレンティアの物語
黄金の守護者
- [出版] スニーカー文庫(角川書店)
赤い月の神殿
- [出版] スニーカー文庫(角川書店)
薄闇の女王
- [出版] スニーカー文庫(角川書店)
蒼き炎の名
- [出版] スニーカー文庫(角川書店)
覇者の王国
- [出版] スニーカー文庫(角川書店)
破壊王の剣
真紅の封印−闇のレクイエム
これは、魔族の勇者リゲルと王子アレクシオンの、神が鍛えた魔剣をめぐる物語『破壊王の剣』から百年後の話です。リゲルやアレクシオンの子孫が登場します。
仲がよかった、ある王国の王子アルジェントとその異母弟エルド……。ある日、二人は封印されていた塔に潜り込み、そこでアルジェントにそっくりな肖像画を見つけます。それは、曾祖父アレクシオンのものでした。その後、アルジェントは勉学のために中央帝国に赴きます。そして、2年後に帰ってきたとき、彼は変わっていました。エルドの戸惑いをよそに、アルジェントはアレクシオンの情報を必死になって集めようとします。
その生涯が謎に包まれたアレクシオン、変容していくアルジェント……この二人の関係が話の中心になります。さらに、アルジェントとエルドに近づく謎の楽師メレアグロスと、彼の語る「《ルー》に傷を負わせた魔族の勇者」の物語……。エルドが街で出会った「アレク」という名の謎の守護者を持つ魔族の少年、そして、はるか昔のラレンティア時代の伝説……これらが、絡み合い、物語は進行していきます。
やっぱり《闇の王子》アレクシオンさまはいいですね〜。フィンもエルドもかわいいし(笑)。アルジェントの変容ぶりも、なかなか素敵でした。
真紅の封印 −闇のレクイエム
- [出版] キャンバス文庫(小学館)