幽霊伯爵の花嫁
幽霊伯爵の花嫁- [出版] ルルル文庫（小学館）
- [ISBN] 978-4-09-452193-1
- 幽霊伯爵と呼ばれるコルドン伯爵の、十七番目の妻として嫁ぐことになった、天涯孤独の美少女サアラ。嫁ぎ先の館は、墓地に囲まれ夜な夜な幽霊が現れるいわくつきの場所。しかしサアラは、気負いなく自然体で幽霊たちと接し、昼夜逆転の生活を満喫し、夫を翻弄するのでした。 サアラが最強の話でした。彼女のクライマックスの愛情表現が強烈です。
幽霊伯爵の花嫁 ―首切り魔と乙女の輪舞曲―- [出版] ルルル文庫（小学館）
- [ISBN] 978-4-09-452206-8
- シリーズ第２巻。ジェイクとの一方的な新婚生活を満喫中のサアラ。ところがジェイクは、首切り魔レニーの幽霊を捕縛するという仕事で領地を離れることになり、サアラは置いてきぼりをくらってしまいます。やがて我慢できなくなったサアラは、首なし娘の幽霊ミミとともに、夫を追って領地を飛び出したのでした。 今回もサアラはジェイクの予測を上回る行動力を見せてくれました。そして二人の関係も着実に進展しているようです。墓地でらぶらぶのサアラとジェイクです。
幽霊伯爵の花嫁 ―囚われの姫君と怨嗟の夜会―- [出版] ルルル文庫（小学館）
- [ISBN] 978-4-09-452215-0
- シリーズ第３巻。いつものようにジェイクと夜の墓地の見回りを終え、一休みしていたサアラのもとに突然届けられた夜会の招待状。それが「マッケニア伯爵家」からのものだと知った彼女は、急に態度を変え、ジェイクから離れて夜会に出席することを承知します。一方ジェイクは、少女の幽霊が出没するとの依頼受け、調査を始めますが、やがてそれはマッケニア伯爵家へと繋がっていくのでした。 サアラが一目おいていた人物も登場しますが、やはりサアラが最強です。彼女の本性は恐ろしい。そんなサアラに似合うのはジェイクだけ。二人の愛情表現がこれまた強烈です。
幽霊伯爵の花嫁 ―偽りの聖女と地下牢の怪人―- [出版] ルルル文庫（小学館）
- [ISBN] 978-4-09-452222-8
- シリーズ第４巻。コルドン伯爵家のもとを訪れ、「怪人の幽霊」からの保護を申し出た少女リゼットとその婚約者ブライアン。一族を惨殺したという幽霊から逃れるため、伯爵家に滞在する二人でしたが、リゼットがジェイクに近づくぞぶりを見せ、ジェイクもそれを許しているように見えたため、サアラは機嫌が悪くなり、ジェイクを拒否し始めたのでした。この三人の関係の行き着く先は……？ サアラに「嫌ですわ」と言われてしまったジェイクがある意味で見物でした。それでも最後は熱愛の二人なのですが。
