竜の遺言
東の大陸を支配する魔性の王・天藍と、彼に仕える翡翠の飛竜・浅葱。「王は誰よりも強く、気高く、美しかった」と、かつて天藍に仕えていた母親に繰り返し聞かされて育ち、いつしか天藍に憧れを抱くようになっていた浅葱は、母親の遺言に従って天藍に仕える事になります。が、浅葱は人間を父親に持つが故に、竜の姿をとることができるものの、他には何の力も持っていませんでした。しかし天藍は、こんな浅葱を「大陸の王の側仕え」として認めたのでした。天藍の真意とは……? (笑)。
この話、シリアスな展開もありますが、基本的な雰囲気はコメディー寄りです(4〜5巻は全体的に重い話ですが)。天藍の愛情表現に素直に応じられないのに、他人が天藍に関わると思わず嫉妬してしまう浅葱が可愛いです(笑)。あと、私は雪奈が結構気に入っているのですが、「新婚旅行中」につき、2巻の後半から4巻の終わりまで出番が無いのが残念……。
竜の遺言 1巻
- [出版] MBコミックス(実業之日本社)
- [ISBN] 978-4-408-43312-7
竜の遺言 2巻
- [出版] MBコミックス(実業之日本社)
- [ISBN] 978-4-408-43343-1
竜の遺言 3巻
- [出版] MBコミックス(実業之日本社)
- [ISBN] 978-4-408-43360-8
竜の遺言 4巻
- [出版] MBコミックス(実業之日本社)
- [ISBN] 978-4-408-43383-7
竜の遺言 5巻
- [出版] MBコミックス(実業之日本社)
- [ISBN] 978-4-408-43391-2
- 4巻後半から示唆されていた「浅葱の中に潜む存在」がテーマの、全体的に重い話でした。それでも、笑える場面が時々あって、ほっと一息つけます(裸エプロン(爆))。あと、今回は南の王エジルが全体的に活躍してましたが、彼の想いが報われることはないんでしょうね。セノンの視線が……(笑)。
竜の遺言 6巻
- [出版] MBコミックス(実業之日本社)
- [ISBN] 978-4-408-43396-7
- 重い展開だった5巻とうってかわって、ほのぼのした話の一冊です。前回、セノンに同情されてしまったエジルですが、今回の「だって初恋なんだもん」では……哀れなり。
竜の遺言 7巻
- [出版] MBコミックス(実業之日本社)
- [ISBN] 978-4-408-43403-2
- 天藍と浅葱の間を邪魔する「可愛いもの(「ぷにっ」とつついてみたいです)」が登場の第7巻。さらに、浅葱の兄・萌葱(第1話以来の再登場)の話に加えて、最近いいところの無かった、南の王エジルの少年時代を描く番外編(の前編)も収録されています。
竜の遺言 8巻
- [出版] MBコミックス(実業之日本社)
- [ISBN] 978-4-408-43416-2
竜の遺言 9巻
- [出版] MBコミックス(実業之日本社)
- [ISBN] 978-4-408-43422-3
竜の遺言 10巻
- [出版] MBコミックス(実業之日本社)
- [ISBN] 978-4-408-43443-8
竜の遺言 11巻
- [出版] MBコミックス(実業之日本社)
- [ISBN] 978-4-408-43447-6
竜の遺言 12巻
- [出版] MBコミックス(実業之日本社)
- [ISBN] 978-4-408-43454-4
竜の遺言EX
- [出版] MBコミックス(実業之日本社)
- [ISBN] 978-4-408-43466-7