響野夏菜 (更新終了)

鳥籠の王女と教育係

鳥籠の王女と教育係 婚約者からの贈りもの
[著者] 響野夏菜 [イラスト] カスカベアキラ
[出版] コバルト文庫集英社
[ISBN] 978-4-08-601248-5
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生まれたときに受けた「城から一歩でも出ると死ぬ」「触れた男性はカエルになる」という呪いにより、城に閉じこもって暮らしてきた小国オーデットの王女エルレインに、婚約話が持ち上がります。そのお相手は、彼女の絵姿に一目惚れしたという、魔法大国エリアルダの王子アレクセル。そして、彼女の呪い解き係兼教育係として派遣されてきたのが魔法使いゼルイークでしたが、彼は尊大で、性格と口も悪い青年だったのでした。やがて押しかけてきた王子アレクセルともども、エルレインとゼルイークの日々が始まります。 エルレインとゼルイークの嫌味の応酬、舌戦が楽しいですが、呪い関係のところは重苦しいです。タイトル通り、王女エルレインと教育係兼魔法使いゼルイークの話で、カバーイラストもこの二人。毒舌の応酬を続けるうちにエルレインはゼルイークの魅力に気づいていったりします。婚約者のアレクセルは一見脳天気すぎですが、何か裏の思惑がありそうです? 王女と教育係の二人の関係と距離感(笑)は気に入りました。
鳥籠の王女と教育係 魔王の花嫁
[著者] 響野夏菜 [イラスト] カスカベアキラ
[出版] コバルト文庫集英社
[ISBN] 978-4-08-601279-9
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シリーズ第2巻。王女エルレインとその婚約者アレクセル、そして教育係ゼルイークたちの生活に割り込むように帰還した、銀の髪の青年システィーク。彼はかつてエルレインの呪いを解くことができず去っていった魔法使いであり、エルレインの初恋の人でもありました。エルレインの呪いについて、ゼルイークと対決するかのような態度を取るシスティークの思惑とは……? 一方、街ではエリアルダの史実を元にした歌劇「魔王の花嫁」が人気となっていました。そしてその内容には、ゼルイークに関わるある秘密が隠されていたのでした。
鳥籠の王女と教育係 永遠の恋人
[著者] 響野夏菜 [イラスト] カスカベアキラ
[出版] コバルト文庫集英社
[ISBN] 978-4-08-601307-9
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シリーズ第3巻。エルレインを呪った魔法使いの矛先が向かい、病床に伏した父王ラバール。ゼルイークの進言でラバールは、エルレインの暮らす離宮で静養することになりますが、この騒動を通してエルレインは、今は亡き母レリの想いに触れることになります。さらに、エルレインはゼルイークが隠してきたある秘密を知り、二人の関係は大きく変わることなるのでした。
鳥籠の王女と教育係 姫将軍の求婚者
[著者] 響野夏菜 [イラスト] カスカベアキラ
[出版] コバルト文庫集英社
[ISBN] 978-4-08-601350-5
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シリーズ第4巻。呪いが半ば解けたエルレインが暮らす青殻宮に飛び込んできた騒動の種。それは、夫の横暴を訴えて離縁を宣言した女性と、エリアルダ王の命でやってきた婚礼用ドレスのデザイナーの美女。無関係に見えたこの二つの騒動の種は、実はつながっており、エルレインの親衛隊長オルフェリアがそれに巻き込まれてしまいます。そして彼女は、国王主催の馬上槍試合に出場することになるのでした。
鳥籠の王女と教育係 さよなら魔法使い
[著者] 響野夏菜 [イラスト] カスカベアキラ
[出版] コバルト文庫集英社
[ISBN] 978-4-08-601385-7
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シリーズ第5巻。魔法使いゼルイークと婚約者アレクセルの二人の間で揺れるエルレインの心。そんな中、突如としてゼルイークは呪いの眠りに襲われます。さらに、呪いの元兇の魔王エルゼラスが現れ、エルレインにある提案を持ちかけてきたのでした。やがて目覚めたゼルイーク。彼とエルレインの関係は急展開を見せることになります。
鳥籠の王女と教育係 嵐を呼ぶ王子
[著者] 響野夏菜 [イラスト] カスカベアキラ
[出版] コバルト文庫集英社
[ISBN] 978-4-08-601427-4
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シリーズ第6巻。魔法大国エリアルダを訪問したエルレイン一行。ところがその場でアレクセルは婚約解消を宣言し、大騒動になってしまいます。理由が分からず衝撃を受けたエルレインでしたが、やがて、ゼルイークが身を引くために彼女の記憶を封じたという事実を知ることになるのでした。
鳥籠の王女と教育係 恵みの環の魔王
[著者] 響野夏菜 [イラスト] カスカベアキラ
[出版] コバルト文庫集英社
[ISBN] 978-4-08-601466-3
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シリーズ第7巻。アレクセルとの婚約を解消したものの、公式にはまだ婚約中のエルレイン。彼女の目下の悩みの種は、間近に迫ったアレクセルの誕生祝い。出席すれば「婚約者」として紹介されること必至のこの誕生祝いから逃げるために、彼女はゼルイークの魔法に頼ります。しかし、それは魔法の掟に反することで、さらに偶然も重なって魔法はねじれ、エルレインは時間を遡ることに。そして、そこで彼女は若き日のゼルイークと出会うことになるのでした。
鳥籠の王女と教育係 魔法使いの選択
[著者] 響野夏菜 [イラスト] カスカベアキラ
[出版] コバルト文庫集英社
[ISBN] 978-4-08-601504-2
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シリーズ第8巻。エルレインが知ることとなった「コイズ」と呼ばれるアレクセルの宿命。それは、彼が王国の危機に際して荒ぶる魔力の塊となり、引き替えに自我が消滅するというものでした。おりしも、アレクセルの魔力が異常な増大を始め、エリアルダに緊張が走ります。一方、エルレインの祖国オーディットでは、「国守り」を復活させ、その地位にエルレインを据えようという動きが出始めていました。そして、これらのできごとの背後にはある者の影があったのでした。 エルレインとゼルイークが、毒舌の応酬をしつつも、いちゃいちゃしてます。この二人の関係は、ほぼ公認になったとみて良いのでしょうか……。
鳥籠の王女と教育係 〈国守り〉の娘
[著者] 響野夏菜 [イラスト] カスカベアキラ
[出版] コバルト文庫集英社
[ISBN] 978-4-08-601543-1
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シリーズ第9巻。眠りの時期が近いことを感じ取ったゼルイークは、エルレインと共にあるために、あるひとつの決断を下します。それを告げられ葛藤するエルレインでしたが、ある重大な情報がもたらされ、彼女もまた、ひとつの決断を迫られることになったのでした。 重大な決断を迫られつつも続けられる毒舌の応酬が心地よいです。ラストシーンもこれまたまた良し(笑)。
鳥籠の王女と教育係 夢で逢えたら
[著者] 響野夏菜 [イラスト] カスカベアキラ
[出版] コバルト文庫集英社
[ISBN] 978-4-08-601561-5
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アレクセルとゼルイークの出会いの話「王子サマの初仕事」、ゼルイークの誕生祝いの話「恵みの環記念日」、夢の世界で各々の望みが暴露される話「夢で逢えたら」の短編3本と、まんが80頁を収録した短編集です。
鳥籠の王女と教育係 魔王の遺産
[著者] 響野夏菜 [イラスト] カスカベアキラ
[出版] コバルト文庫集英社
[ISBN] 978-4-08-601600-1
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シリーズ本編第10巻。エルレインと同じ時を生きることを決意したゼルイーク。しかし、突如エリアルダ王国を襲った魔法絡みの非常事態により、ゼルイークの決意は棚上げとなり、彼は異界へと赴きます。そして、後に残されたエルレインの決断は……? ……というわけでシリーズ最終章前編です。ここからどう決着をつけるのでしょうか? 期待して次を待ちたいと思います。
鳥籠の王女と教育係 恵みの環の花嫁
[著者] 響野夏菜 [イラスト] カスカベアキラ
[出版] コバルト文庫集英社
[ISBN] 978-4-08-601610-0
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シリーズ本編最終巻。隣国との戦争状態に入ったエリアルダ。ゼルイークは、魔法将としてその戦に赴きます。さらに彼は次なる魔王となることを望まれていました。一方、王宮でゼルイークの帰りを待つエルレインは、ゼルイークとの未来についてのある思い事実に気付き、思い悩んでいたのでした。エルレインとゼルイーク、彼らの選び取る道とは……? ……というわけでシリーズ最終巻。「最後の日々」を過ごすエルレインとゼルイークの葛藤に、多くのページが割かれています。そして結末は「これしかない」という感じの素晴らしいものでした。

女神の娘の恋歌

光の女神キリヤナの娘でありながら、闇に堕ち魔神ジャイナルの妻となったマライナ。伝説では「光の乙女」とも「闇の聖女」とも呼ばれる女神の娘と同じ名を持つ少女が主人公です。マライナではなく略称のミーナと名乗り、十八歳にして司祭となった彼女は、怪異の多いことで有名な辺境の地グメーラへと赴任してきます。そこで彼女を待っていたのは、「魔王」伯という呼び名に反して穏やかな伯爵ナリスフレイ。しかし、家令や村人たちのミーナに対する態度はどこかぎこちなく、彼女は次第に違和感を覚えていきます。そしてその夜、ミーナはナリスフレイにうり二つで、不肖の弟だと名乗る男レイヴェンに出会ったのでした。

神々の時代になされた、女神の娘マライナと魔神ジャイナルを巡る予言。ある秘密が隠された辺境の地で動き出した、訳ありの出生を持つ司祭ミーナと、これまた訳ありの「魔王」伯ナリスフレイ、弟レイヴェンの物語です。

女神の娘の恋歌 暁は伯爵、黄昏は魔王
[著者] 響野夏菜 [イラスト] 椋本夏夜
[出版] B's-LOG文庫エンターブレイン
[ISBN] 978-4-04-726068-9
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女神の娘の恋歌 光の乙女、闇の聖女
[著者] 響野夏菜 [イラスト] 椋本夏夜
[出版] B's-LOG文庫エンターブレイン
[ISBN] 978-4-04-726476-2
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女神の娘の恋歌 一瞬の光、永遠の輝き
[著者] 響野夏菜 [イラスト] 椋本夏夜
[出版] B's-LOG文庫エンターブレイン
[ISBN] 978-4-04-726768-8
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ガイユの書

「魔術主」の秘術によってよみがえった死者であり、主の死と共に消滅する存在である「灰かぶり」。魔術主ルギ・ガイユによってこの「灰かぶり」にされ、主の死後もなぜか消滅せずに存在し続けている少女ポーシアが主人公です。「灰かぶり」にされる前の記憶が無く、小さな街の宿屋に引き取られて暮らしていたポーシアは、主に捨てられた灰かぶりの青年ルーに正体を暴かれ、共に放浪の旅を始めることになります。一方、病のさなか行方不明となった婚約者ナーシアを探して旅をしていた青年マイは、偶然出会ったポーシアの中にナーシアの面影を見たのでした。こうして始まった、ポーシアとルー、マイとその連れユサーザの物語です。

ガイユの書 薔薇の灰に祈りを
[著者] 響野夏菜 [イラスト] 凱王安也子
[出版] コバルト文庫集英社
[ISBN] 978-4-08-600665-1
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ガイユの書 薔薇の灰に恋がれ
[著者] 響野夏菜 [イラスト] 凱王安也子
[出版] コバルト文庫集英社
[ISBN] 978-4-08-600720-7
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ガイユの書 薔薇の灰は闇に
[著者] 響野夏菜 [イラスト] 凱王安也子
[出版] コバルト文庫集英社
[ISBN] 978-4-08-600774-0
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ガイユの書 薔薇の灰は雪に
[著者] 響野夏菜 [イラスト] 凱王安也子
[出版] コバルト文庫集英社
[ISBN] 978-4-08-600805-1
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人は影のみた夢

かつて天を追放されたという闇の一族の末裔の少女・羽月が主人公の現代もの。全4巻完結。「ククリ」と「シシン」と呼ばれる一対の「操る者」と「操られる者」として、超常の力を使い、暗殺を行ってきた一族「天望」。羽月は、この一族の末裔でありながらも隠されて育てられ、高校生としての生活を送っていましたが、その存在が一族に知られ、さらに彼女の持つ「ククリ」としての力が発露したことで、彼女の「日常」は終わりを告げたのでした……。もともと崩壊しかかっていた羽月の家族関係が完全に壊れ、天望一族の内部抗争も加わって、憎しみがいっぱいで次々と人が死んでいく、とても暗い話になっています(そんな状況下でも、信じられる者というのは存在するわけですが)。

人は影のみた夢 1
[著者] 響野夏菜 [イラスト] JUDAL
[出版] コバルト文庫集英社
[ISBN] 978-4-08-614712-5
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人は影のみた夢 2
[著者] 響野夏菜 [イラスト] JUDAL
[出版] コバルト文庫集英社
[ISBN] 978-4-08-614748-4
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人は影のみた夢 3
[著者] 響野夏菜 [イラスト] JUDAL
[出版] コバルト文庫集英社
[ISBN] 978-4-08-614826-9
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人は影のみた夢 4
[著者] 響野夏菜
[出版] コバルト文庫集英社
[ISBN] 978-4-08-600016-1
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カウス=ルー大陸史・空の牙

このシリーズは、カウス=ルーとセラ=ニアという二つの世界が舞台です。セラ=ニアが、カウス=ルー侵略のために、贈り物と称して送り込んだ数多くの美しい「陽使人形」……。侵略に気づいたカウス=ルー側は、陽使人形に対抗するために軍団を結成し、反撃を開始します。やがてセラ=ニアの国々は、意志をもった陽使人形によってすでに壊滅していたことが判明、カウス=ルーとセラ=ニアの戦いは、人間と陽使人形の戦いへと変わっていたのでした。このような状況下で、カウス=ルー側で結成された「空牙衆」の活躍を中心に、二つの世界で展開される無数の「愛と憎しみの」物語が描かれます。また、精神的に壊れていく人たちと、その復活の物語……ともいえるかもしれません。

誘いの刻
[著者] 響野夏菜
[出版] コバルト文庫集英社
太陽のエセラ
[著者] 響野夏菜
[出版] コバルト文庫集英社
祭りの灯
[著者] 響野夏菜
[出版] コバルト文庫集英社
嵐が姫《幽幻篇》
[著者] 響野夏菜
[出版] コバルト文庫集英社
嵐が姫《風雷篇》
[著者] 響野夏菜
[出版] コバルト文庫集英社
忘我の焔
[著者] 響野夏菜
[出版] コバルト文庫集英社
今日命の螺旋
[著者] 響野夏菜
[出版] コバルト文庫集英社
縲ねの鉢植
[著者] 響野夏菜
[出版] コバルト文庫集英社
女神の輪郭 (前編)
[著者] 響野夏菜
[出版] コバルト文庫集英社
女神の輪郭 (後編)
[著者] 響野夏菜
[出版] コバルト文庫集英社
影ろうの庭
[著者] 響野夏菜
[出版] コバルト文庫集英社
聖女の卵
[著者] 響野夏菜
[出版] コバルト文庫集英社
夢眩の鏡
[著者] 響野夏菜
[出版] コバルト文庫集英社
華烙の群れ
[著者] 響野夏菜
[出版] コバルト文庫集英社
蘭の血脈《天青篇》
[著者] 響野夏菜
[出版] コバルト文庫集英社
蘭の血脈《地猩篇》
[著者] 響野夏菜
[出版] コバルト文庫集英社
蘭の血脈《紫浄篇》
[著者] 響野夏菜
[出版] コバルト文庫集英社
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