キターブ・アルサール
敵国ディラムの侵攻により陥落した「オアシスを抱く都市」エラーンの領主の末子アルセスが主人公の物語です(全3巻完結)。殺された父の遺言により都市を脱出したアルセスは、領主一族と密接な関わりを持つ遊牧民「風の民」のもとへと身を寄せ、風の民の仲間たちとともにエラーン奪還の時を待ち続けます(待ちきれずに飛び出してしまったりもするわけですが)。
登場人物の中では、敵国ディラムの領主の息子サイード(義母や兄弟に冷遇されて微妙な立場)が、下手すると主人公のアルセス君以上に目立ってます。アルセスの姉アイシアともいい感じですし。一方、サイードの異母妹サルジュも……(誓約(笑))。
赫い沙原 キターブ・アルサール
- [出版] ビーンズ文庫(角川書店)
- [ISBN] 978-4-04-445901-7
蒼い湖水 キターブ・アルサール
- [出版] ビーンズ文庫(角川書店)
- [ISBN] 978-4-04-445902-4
皓い道途 キターブ・アルサール
- [出版] ビーンズ文庫(角川書店)
- [ISBN] 978-4-04-445905-5
不機嫌なイマナ キターブ・アルサール
- [出版] ビーンズ文庫(角川書店)
- [ISBN] 978-4-04-445907-9
風の呼ぶ声 キターブ・アルサール
- [出版] ビーンズ文庫(角川書店)
- [ISBN] 978-4-04-445908-6